トップ
トップニュース
ニッポンヲシロウ!
セカイノニュース
スマムービー
スマメール
スマデータ
ゲストトーク
コクチ
シンゴ5
オオシタアナ
ヘンシュウコウキ
スマギャラリー
バックナンバー

スマデータ投票
モバイルサイト
メールマガジン
ケイジバン
番組へのご意見
最新号のTOP

「4」最初の「月イチゴロー」は、稲垣さん主演の「笑の大学」と、木村拓哉さん出演の「2046」がラインナップ! ほかも強力な作品が並びますが、果たしてイナガキさんの評価は?
いままで紹介した中でベスト4に入る、といっても過言じゃない。1位は「NIN×NIN忍者ハットリくん・ザ・ムービー」ですけどね(笑)。釜山映画祭で、韓国の人たちが笑ってくれて泣いてくれたから、自信が持てました。時代を超えて、国境を越えて、通用する映画だと思うので、いろんな人たちに見てもらいたいですね。
【作品DATA】
2004年(日本映画)
原作、脚本:三谷幸喜
監督:星 護
出演:役所広司、稲垣吾郎ほか
●全国東宝洋画系にてロードショー
僕はこの映画、木村くんより好きかもしれない(笑)。1、2回見ただけじゃわからないような、噛めば噛むほど味のある作品。撮影のクリストファー・ドイルは好きで、写真集持ってるくらいだけど、映像はとにかくキレイ! いままで見たことがない木村くんでした。ファンの人もびっくりするだろうね。
【作品DATA】
2004年(香港映画)
脚本、製作、監督:ウォン・カーウァイ
出演:トニー・レオン、木村拓哉、コン・リー、フェイ・ウォン、チャン・ツィイー、マギー・チャンほか
●日劇プレックスほか、全国ロードショー
素晴らしい作品。シチュエーション・ホラーの中では、脚本といい、映像といい、パーフェクト!無駄なものが一切なく、瞬きも出来ない感じ。しかも、怖いけど、見る人のことを親切に考えている。この作り手は、間違いなく今後注目されると思う。「月イチゴロー」で紹介した中でもベスト4に入る作品。
【作品DATA】
2004年(アメリカ映画)
原案、監督:ジェームズ・ワン
脚本:リー・ワネル
出演:ケイリー・エルウィズ、ダニー・グローヴァー、モニカ・ポッター、リー・ワネルほか
●ヴァージンシネマズ六本木ヒルズほか、全国ロードショー
スティーブン・キングは、ホラー・サスペンスよりもヒューマンな作品の方が好きなんだけど…。問題はオチ。そこにすべて集約されていると思う。それが好きか嫌いかで評価が分かれるんじゃないかな。ジョニー・デップはかなり良かった。普段だったら1位にしてたかも…。
【作品DATA】
2004年(アメリカ映画)
原作:スティーヴン・キング
監督、脚本:デヴィッド・コープ
出演:ジョニー・デップ、ジョン・タートゥーロ、マリア・ベロ、ティモシー・ハットン、チャールズ・ダットンほか
●日比谷スカラ座1ほか、全国ロードショー
アニメジェネレーションの僕としては結構期待してたんだけど…。良かったのは、富永愛さん。彼女の自信ありげな表情がとても良かった。デビルマンの得意技、「デビルウィング」とか「デビルカッター」が出てこなかったのが残念。
【作品DATA】
2004年(日本映画)
原作:永井豪
監督:那須博之
脚本:那須真知子
出演:伊崎央登、酒井彩名、渋谷飛鳥、宇崎竜童、阿木燿子、冨永愛、ボブ・サップ、伊崎右典ほか
インタビュー:イナガキゴロー「笑の大学」が、釜山で韓国の人に評価してもらえたのはホントに嬉しかった
――とりあえず「月イチゴロー・イナガキベスト5」の存続、おめでとうございます。
ありがとうございます。社長さんの発言とかいろいろありましたけど、「4」になっても続けることが出来て嬉しいです(笑)。とはいえ、今回も難しかったですけど…。

――それだけ、いい作品がそろっていた、ということですよね?
そう。あと、木村くんの「2046」と、自分の出ている「笑の大学」があったからね。これはいつも言ってることだけど、もともと映画を比べる、っていうこと自体が難しいことなのに…ね。

――香取編集長は、ずいぶん前から「2046」と「笑の大学」がラインナップされるであろう、今回の「月イチゴロー」を楽しみにしていましたよ。大きな期待と、少し意地悪な気持ちも込めてだと思いますが…。
 そうですね。でも、スタジオでの慎吾も困るんじゃないかな? ぶっちゃけ、比べられる映画じゃないからね。ただ、メンバーだから云々ということなしに、本当に良かったから…。「2046」は、いろいろと波紋を呼ぶような作品だと思うけど…難しいからね。

――もうひとつ、「SAW」の評価が高かったですね。
 「SAW」はね、ホントに良かった。これはね、凄く計算されてて、よく出来てる映画。しかも、分かりやすいんだよね。

――それが「見る人に親切」という部分ですね。
 そう。分かりやすい。ただ脅かしてやろうとか、怖がらせてやろう、というような不快感がなくて…。「気持ち悪いだろ?どうこれ、見ろよ!」みたいなものがないからいいよね。頭のいいホラーだと思った。僕自身、お化け屋敷のようなホラーは好きじゃないからね。そういう番組、やってるけど(笑)。「SAW」はレベルは高いですよ。

――そして注目の「笑の大学」ですが、ホントに、見た人みんなが絶賛してますね。「見たほうがいい」と薦められました。
 嬉しいです。ここまで褒められたのは、芸能界入って初めてですよ(笑)。ドラマでも、視聴率とリアクションは関係なかったりするじゃないですか。「良かったよ」ってとりあえずは言ってくれるけど…みたいな(笑)。やっぱり、三谷さんですよ。もちろん、スタッフやキャストひとりひとりの力だけど、三谷さんの本は凄い!

――「笑の大学」の撮影で、一番大変だったのはどういう部分でしたか?
 それはやっぱり、シチュエーションが変わらない、っていうことですよね。我々は、ロボットとかサイボーグじゃないから、気分転換できないとモチベーション上げていけないっていうか…。それじゃプロとして失格なのかもしれないけど、とはいっても、景色が変わらないマラソンはつらいでしょ(笑)。そういった意味では、何をやってるのかわからなくなってくるような部分もあったし…。

――釜山のお客さんたちの好リアクションは、ひとつ象徴的な出来事のような気がしますが…。
 良かった。監督がとにかく喜んでいて…。それが嬉しかったですね。

――稲垣さんご自身は、不安みたいなものはなかったんですか?
 まあそうだけど、作品が持つ力はあると思ってたから…。もちろん、日本特有のことであったりとか、歴史的な背景とかもあって、嫌がられる笑いかな、とも思ったのね。でも、それを飛び越えて韓国の人たちに評価してもらえた、というのは、大きいですね。もちろん、いろんな国の人に見てもらいたい、という思いはあるけど、釜山で韓国の人たちに評価してもらえたというのはホントに嬉しい。娯楽作品として、ひとつの形になっていることの証明ですからね。それは、本来、娯楽というものが持つべきものの、重要な部分ですからね。

――日本では先週公開されましたが、これから見に行こうと思っている人にメッセージをお願いできますか?
 コメディーっていう風に思って見に行かなくてもいいというか…。気分によっては「今日はコメディー映画を見たい」とか「泣きたいから悲しいラブストーリーが見たい」とか、そういう気分ってあると思うけど、この映画は、朝起きて、自分がどんな気持ちでも、結構、見に行けるというか、対応できるような映画だと思うんですね。もちろん年齢問わず、男女問わず、そのときの状況とか心持ちとかを問わず、見終わった後に心が晴れるような、胸がキュンとするような映画だと思うので、是非見てほしいですね。

――最後に、4年目を迎えた香取編集長にもひとことお願いします。
 そうだなぁ…。このコーナーは、慎吾のセレクトにかかってるからね。それによって、このコーナーの出来不出来が変わってくるから、スマステ終わりの会議で30秒くらいで決めないでほしい(笑)。僕が映画を全部見るのに、約10時間かかるわけだから、それくらい考えてセレクトしろ!
Copyright(C)2004
tv-asahi
All Rights Reserved.