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  reported by
吉野真治

「歴史上15日間しか存在しないプール」で行われている世界水泳メルボルン。
テニスの全豪オープンの会場である、「ロッド・レーバー・アリーナ」に仮設で作られた期間限定のプール。考え方次第では、冒頭のフレーズ、「歴史上15日間しか存在しないプール」となるわけです。


さて、今回は「現場の空気」を伝える我々アナウンサーのメルボルン滞在記をお伝えします。


メルボルン世界水泳アナウンサー全員集合

普段我々は、会場に隣接された「テレビ朝日キャビン」と呼ばれる、仮設の事務所で実況資料を作成したり、食事を取ったりしています。
会場での実況、インタビュー、リポート以外、ほとんどの時間をこの「キャビン」で過ごします。
ですから、朝6時半から始まるシンクロの練習から会場に来て、夜11時ぐらいまで、この「キャビン」で過ごすことになるわけです。
ちなみに、私も今、「キャビン」の中でこの原稿を書いています。


キャビンの中

「キャビン」での作業は、慣れてしまえば大したことはないのですが、複数の人が慌しく「オンエア」に向けて動き回っている中で、集中力が要求される実況資料の作成をするには、いつも以上の集中力と忍耐力が必要となります。

 
実況の神様 森下アナウンサー            角澤アナウンサー    -

 
 進藤アナウンサー             黙々と仕事をするスタッフ

そして、この「キャビン」ライフの最大の楽しみが食事です。
お昼と夜、1日に2回、「キャビン」で各自にお弁当が配給されます。
お弁当はカツ丼やカレーなど日本人にとっての「定番」メニューが多く出されています。
そして、連日のハードワークを支えるために、即席麺やレトルト食品も随時、食べられることになっています。


ただ、問題が一つあります。
それは「野菜不足」です。
お弁当は日本でもそうですが、「生野菜」の量は少なく、明らかに食物繊維が足りなくなってきます。
前回の世界水泳モントリオールの時も同じような状況で、野菜ジュースなどをいつもより意識して飲んで、体調管理に気を遣っていました。


しかし、今回、我々アナウンサー陣に救いの神が現れました。
それは「テレビ朝日が誇るシンクロの母」・宮嶋泰子アナウンサーです。
我々は会場から歩いて10分の所にある、コンドミニアムアパートメントに宿泊しているのですが、備え付けのキッチンを活用して、宮嶋アナが野菜たっぷりの特製シチューを作ってくれたのです。


冷蔵庫をあける宮嶋アナ

しかも、わざわざ、野菜不足の我々を自分の部屋に招いて下さり、特製シチューに加え、生野菜、チーズ、焼きたてのパンをご馳走してくれました。
そこには、レトルト食品の空の容器で埋もれ始めた、私と進藤アナの部屋とは比べようのない、温かな空間がありました。
連日連夜のハードワークにも関わらず、暖かい手料理を作る宮嶋アナウンサーのバイタリティには本当に感心してしまいます。
と、言いつつも次なる手料理に期待してしまう不肖の後輩、吉野のメルボルン滞在記でした。


久々の温かいシチューで心もゆったり

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