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身長
154cm
出身地
宮崎県
出身校
宮崎西高校→
慶応義塾大学総合政策学部
入社年月日
2002年4月1日
星座
獅子座

2014/9/19  きもの文化検定公式教本で、「へー。」

いよいよ来月に迫った『きもの文化検定』の勉強中…。

テキストを読んでいると、へー、ほほぅー、と発見することがたくさんあります。


きもの文化検定公式教本から引用

例えばこの唐草模様。
泥棒のイメージがありませんでしたか?
本来、縁起のいい模様なんですって。
奈良時代に唐から伝来した草で(だから唐草と言うそうです。)、
蔓を方々に伸ばしていくことから、子孫繁栄の象徴とされています。

それがどうして泥棒に?というと、
戦前、唐草模様の大風呂敷が流行ったことがあって、どの家庭にもあったのだそうです。
当時の泥棒は、手ぶらで盗みに入って、
盗んだものをその家の風呂敷に包んで行くことが多かったため、
泥棒のイメージがついたのだとか。

着物の文化、まだまだ発見があります。

お着物のあわせ方って、「右前」といって、
右を先に、左を後で合わせることになっています。


襟元に注目。右の衿を先(時間軸で前)に、左の衿を後で合わせて着ています。

逆に合わせると、仏式で亡くなった方の衣装になるので気を付けたいところなのですが、
この右を先に合わせる決まり、なんと1300年も前に決められたものなのだそうです!
奈良時代、女帝:元正天皇が、
「天皇から百姓まで、衿合わせをするときは右衿を先に」と衣服令で定めたと、
続日本紀に書かれているそうです。
当時の大陸の慣習に合わせたのかもしれませんね。
だから、それ以前に作られた埴輪を見ると、左前に合わせているものも多いんですって!
写真は掲載できませんが、インターネットで見てみたら、確かにそうでした(笑)

また、家紋も興味深いですよ。
こちらは亀甲紋。


きもの文化検定公式教本から引用

最近、皆さんもニュースで見たことがあるかもしれません。
高円宮典子さまのご結婚のお相手、千家国麿さん。
出雲大社の禰宜の正装姿がテレビでもよく登場しますが、
よく見てみると、亀甲の模様が散りばめられているんです。
正確に言うと「二重亀甲に剣花菱」という紋だそうですが、
本来、亀甲紋は、出雲大社や厳島神社などの神紋として使われるものなのだそうです。

歴史を知ると、普段何気なく見ているものにも発見があって、
嬉しくなっちゃいます(笑)

話は変わりますが、
敬老の日前後に、宮崎から90歳の祖父が上京して、
一緒にお酒を飲みました。
「おじいちゃんは最近どんなのを飲んでいるの?」
と聞いたら、教えてくれました。
『芋焼酎×ソーダ』。
これなら安めの芋焼酎でも、毎日美味しくいただけるのだとか…。

いっしょに飲んでみましたが、これ、美味しいです!
芋なので、ほんのり甘みがあって、スイスイ飲めちゃいます。
ハイボールに似ているかもしれません。
飲みすぎには注意ですね。

今日は長くなってしまいました。
『これぞ!ニッポン流』(毎週土曜深夜放送)、
今月いっぱいは週に1回、収録後記、更新中です☆
http://www.tv-asahi.co.jp/korezo-nippon/after/140913/

では皆さんよい1日を。

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