佐渡島両津市立片野尾小学校は江戸時代から地区に伝わる農村歌舞伎を後世に伝えようと、5、6年生が2年おきに「子供歌舞伎」として公演してきた。しかし過疎化の波が急ピッチで進み、今年の新1年生はたったの一人、全校合わせても14人しかいない。「子供歌舞伎」の存続が危ぶまれていたところにこの秋は学校創立百十周年の記念公演が計画され、この危機を乗り越えるため今までの習慣を破って全校児童で取り組むことになった。6月に配役を決め練習に入ったが、責任者である教師は新潟市内から赴任してきたばかりの素人。村人たちんp指導による特訓が始まった。番組では子供歌舞伎存続の危機に直面しながら公演の成功を目指しがんばる子供たちや親、先生、地区の歌舞伎保存会の公演日までの泣き笑いを追いかけ、今の教育に欠けがちな学校と親、そして子供たちとの連携のすばらしさを伝える。 (制作:新潟テレビ21) |
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