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 映画館の鑑賞料金が一律になった経緯は定かではありません。一方、映画ソフトはCDや本と同じように、主流の価格帯はあっても、個々の商品で値段が違うことがあります。価格設定や制作コスト、版権元への著作権料がメーカーや作品によって異なるからです。さらに、DVDの店頭価格はCDや本と違って、販売店が決めるもの。そのため、同じ商品でも店によって販売価格はさまざまなのです。ちなみに、日本での映画DVD の値段ですが、草創期の4〜5年前は4700〜4980円(メーカー希望小売価格)が主流でした。現在では新作だと3800〜3980円、発売から半年〜1年程度で2500円程度になるケースが多いようです。一方、アメリカではメーカー希望小売価格の主流は約29ドル(約3,500円)。実勢価格は5〜10ドル安くなっています。
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 字幕の制作は作品ごとに作り方が変わります。権利や制作時期の問題などから、日本語字幕のすべてが劇場で上映されたものと同じというわけではありません。DVDやビデオ用の字幕が改めて作られたり、時には劇場用に先行して作られていたりするものもあります。
 さて、英語字幕についてはというと…。これは単純なキャプション起こしである場合が多いようです。1 シーンあたりの文字数はだいたい36〜40文字程度。ただし、これは制作者に委ねられている傾向が多く、作品や制作会社によって基準は異なります。ちなみに、日本語字幕は1シーンあたり13〜13.5文字が目安。ただし、基準として明文化されているわけではなく、それくらいが見やすい限界だという“業界認識”になっているだけです。
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 劇場用の字幕は“手書き文字”が使われますが、ビデオやDVDの字幕は“活字”が使われます。ふつう劇場用の本編は、経費が低く抑えられるといった理由から、手書きの字幕を直接フィルムに焼き込みます。ビデオやDVDは、劇場公開時に翻訳した字幕台本をもとに、字幕データを作成します。劇場用の字幕に誤字・脱字、不適切な表現が見つかった場合は訂正して、データ化します。ただし、字幕データは新たに作るわけではなく、あくまで劇場用のものを転用するため、字幕翻訳者には“二次使用料”を別途支払うことになっています。
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 よくDVDの映像特典にある音声解説は、作品全体について語れる監督が担当するケースが多いようです。たまに監督とプロデューサーが掛け合いをしたり、出演者や美術担当、カメラマン、VFX(視覚効果)担当などのスタッフが解説することも…。ただ、どちらにしろ多忙な人物たちが担当するため、制作期間は極めて短期間です。原則として台本はありません。解説する人のほとんどがアナウンサーやナレーターのように台本を決められた時間に収められるように読めないからです。もちろん、解説者が思い出しやすいように、スタッフが事前にエピソードのきっかけを記したメモを準備するとは思われますが…。録音については、モニターで本編の映像を見ながら行われます。全体的に、生放送のラジオ番組の作り方に似ているようです。
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 2枚のディスクを張り合わせた“2層ディスク”は1層に比べて、約2倍の記録容量があります。1層から2層に切り替わるポイントは、LDを裏面に反すようなもの。この瞬間、ほとんどの作品で、映像と音声が一瞬切り替えのために止まります。作品をDVD2層式に記録する場合、一瞬停止しても影響のなさそうな場面(暗転画面、ほとんど静止画のような風景など)を探すようにしています。しかし、最近の映画は映像の展開が速いため、こういった場所を見つけにくい状況。そのため、一瞬停止が目立つケースが多いようです。
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 パッケージ・デザインはアメリカから送られてくる基本的なデザインをもとに、日本国内で制作しています。このデザインは日本版ポスターやチラシと同じ時もあれば、異なる時もあります。作品によっては日本版とアメリカ版で劇場公開時のデザインが違うことがあります。その場合、日本でどちらを採用するかを決定します。また、日本で独自に商品の企画制作を行う場合は、デザインから日本で起こします。その際にはコンペを行うことも…。制作期間は作品によって異なりますが、約1カ月が平均的です。
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協力:ユニバーサルピクチャーズ
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