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オオシタアナ
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自分を追い込んで追い込んで、新しいものにチャレンジし続ける幸四郎さんの姿勢に、感激しました。
2夜連続の松本幸四郎さんの特集、先週は、家で見ていたんですけど、見るうちに引き込まれていって、最後はほとんど正座して見ていました。私は歌舞伎が好きで、幸四郎さんの「勧進帳」も、一度だけ見たことがあるんです。歌舞伎好きの友人に、「幸四郎さんの勧進帳は凄いから」と言われ見たんですが、本当に凄くて。ほかの方が演じた「勧進帳」も見たこともあるんですけど、幸四郎さんのの舞台は、「きっと、弁慶はこんな人だったんじゃないか」と思わせるリアリティがあって素敵でした。自分の君主である義経を助けなければっていう使命感はもちろん、弁慶がもっている義理と人情、大胆さ、優しさ、繊細さと茶目っ気までもが、余すことなく表現されていて。これは、この時代に生きる人間として見ておかなければいけないものだなとまで思ったんです。香取さんもご覧になったら、絶対に感激されるでしょうね。
 そんな幸四郎さんが、若いときにあれほどのご苦労をされていたとは。名家に生まれて、サラブレッドとして育ったのに、異端児だったんですね。そうやって、自分を追い込んで追い込んで、新しいものにチャレンジし続ける姿勢に、感激しました。中村勘三郎さんもそうですけど、ベテランの役者さんが現代劇に出たり、ミュージカルをやられたりと、どんどん他流試合をされるから、染五郎さん、中村勘太郎さんらの次世代の方々も「負けていられない!」ってなるんでしょうね。そんないい意味での異世代間の競い合いも、素晴らしいと思いました。
 それと、5月の月イチゴロー。吾郎さんは2位にされていましたが、私は「ダ・ヴィンチコード」が1位でした。原作のファンということもありますけど、とにかく、知的好奇心を掻き立てられる作品なんですよね。ダ・ヴィンチが名画に込めたメッセージがなんだったのか、今となっては本当のところは分からないのかもしれませんが、それでも、「何かあるんだろう」という好奇心をくすぐられるんですよね。宗教的な部分も含めて、確かに難しくてわからないところもありますけど、それでも、見たもの同士で「あそこは、どういう意味だったの?」とか、語り合う楽しさもあると思いますし。おすすめです!
(大下容子アナ)
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