2015年3月

3月29日放送 「はるかぜ とぷう」

作 者:小野 かおる 作・絵
出版社:福音館書店

春風の子ども、とぷうが仲間の春風の子どもたちと町に出かけると、人々は「やあ、春風だ。あたたかくなるぞ」とにこにこしてくれます。とぷうたちは幼稚園の子どもたちについて動物園にやってきました。動物たちはみんな気持ちよさそうに居眠りを始めます。ところが、先にきてライオンのまわりで遊んでいた風の子たちとの間で、けんかが始まり大騒ぎ。穏やかな春の日よりは、つむじ風舞う荒天に一変です。そのときライオンが…。春の息吹が気持ちよい絵本です。 朗読:
伊倉 一恵(青二プロダクション)

3月22日放送 「パパはジョニーっていうんだ」

作 者:ボー・R・ホルムベルイ 作
エヴァ・エリクソン 絵
ひしき あきらこ 訳
出版社:BL出版

両親が離婚したために、ティムはパパと離ればなれに。ある日、ティムは、久しぶりにパパと会えることになりました。映画を見たり、レストランで食事したり、図書館へ行ったり、二人で過ごす楽しい時間。ティムはパパを自慢したくてたまりません。でも、パパの帰る時間が近づいて……。親と子の絆について語りかけます。 朗読:
松田 洋治(アクトレインクラブ)

3月15日放送 「きみにみえるように」

作 者:青野 広夢 作・絵
出版社:ぶんしん出版

ある小さな星に、空をみるのがすきなくまがいた。
夜空にみつけた青い星。
「あの星にもだれかいて、こっちをみているのかな」
虹をくぐり、森を抜け、線をひき続けるくまの物語。
宇宙のどこかで私を見ている「きみ」に思いを伝える熊が静かに問いかける。
朗読:
かかず ゆみ(アトミックモンキー)

3月8日放送 「おいぬさま」

作 者:荒戸 里也子 作
出版社:白泉社

第2回MOE絵本グランプリ受賞作。
将軍さまの飼う、それはそれは巨大な「おいぬさま」。おいぬさまが愛嬌たっぷりにいたずらをしたり、お散歩をしたり、おしっこをしたり…。普通の犬のようにふるまっても、大きな大きな犬なので、「おいぬさま」のお世話役をしているたくさんの家来たちもおおわらわ。右往左往している様子にたまらず笑いがこみ上げてしまいます。奇想天外かつお茶目なストーリー。
朗読:
伊倉 一恵(青二プロダクション)

3月1日放送 「のはらのひなまつり」

作 者:神沢 利子 作
岩村 和朗 絵
出版社:金の星社

ひなまつりの絵本。
色紙で作ったともこのおひなさまが、風にとばされてたんぽぽのはらの動物たちのところへ。人間も動物もひとつになれる幼児の遊びの世界で、ひなまつりの楽しい情景をいきいきと伝えています。
朗読:
藤田 淑子(青二プロダクション)

2015年2月