
2013年6月
6月30日放送「だいじょうぶだいじょうぶ」

作 者:いとうひろし 作・絵
出版社:講談社
「おさるのまいにち」等で人気のいとうひろしの作品。
小さな“ぼく”が不安な気持ちになると、いつもおまじないの言葉で助けてくれたおじいちゃん。生きていくためのしなやかな強さを育む、心にしみる絵本です。
以前、僕とおじいちゃんは毎日のようにお散歩を楽しんでいました。家の近くをのんびり歩くだけの散歩でしたが、困ったことや怖いことにも出会うようになり、その度におじいちゃんは僕の手を握り、「だいじょうぶだいじょうぶ」とおまじないのようにつぶやくのでした。
朗読:
藤田 淑子(青二プロダクション)
6月23日放送「ネズミのよめいり」

作 者:谷 真介 文
赤坂三好 絵
出版社:佼成出版社
十二支の「ネズミ」を主人公にした昔話。ネズミの夫婦は、年ごろになったかわいい娘のために、「世界一のおむこさん」探しを始めます。裕福なネズミ一家の高望みを愉快に描く。「高望みをせずに、身分相応がいちばん」という教訓もこめられています。
ジュニア・ノンフィクション文学賞、児童福祉文化奨励賞等受賞の児童文学作家・谷真介と、実弟で、小学館絵画賞やチェコBIB世界絵本原画展金牌賞受賞の画家・赤坂三好の両氏による「十二支むかしむかしシリーズ」。
朗読:
伊倉 一恵(青二プロダクション)
6月16日放送「きんようびはいつも」

作 者:ダン・ヤッカリーノ 作
青山 南 訳
出版社:ほるぷ出版
金曜日は、ぼくとパパにとって特別な日。朝、2人でゆっくりと散歩をして、時間をかけて朝ごはんを食べながら、いろんなことをおしゃべりする。周りがみんな急いでいても、ぼくたちは急がない。ぼくは金曜日が大好きだ。
忙しい日常生活のなかで、ゆったりと同じ時間を楽しむための、親子の小さな行事。ニューヨーク在住で、広告のイラストやTVアニメーション等で活躍するダン・ヤッカリーノと息子さんの実話から生まれた絵本。
朗読:
松田洋治(アクトレインクラブ)
6月9日放送「おべんとうを たべたのはだあれ」

作 者:神沢 利子 作
柿本 幸造 絵
出版社:ひさかたチャイルド
1983年初版。
主人公はとっても前向きで、小さいことには気にしないし、切り替えも早い大らかな女の子。
お弁当を持って野イチゴつみに出かけた女の子。でも、毎日お弁当を食べようとすると中身がなくなっています。「いいわ、私の食べる分はまだあるんですもの」と心優しい女の子。ある日見つけた大きな足跡。おなかがすいた女の子は摘んだ野いちごを全部食べてしまい、悲しくなって泣き出した。すると、大きな熊が野いちごをたくさん持ってきてくれた…。
朗読:
篠原 恵美(81プロデュース)
6月2日放送「ぼくひこうき」

作 者:ひがしちから 作
出版社:ゴブリン書房
かわのそば幼稚園に通う子どもたちの“小さな大冒険”を描いた『えんふねにのって』で鮮烈な絵本デビューを飾ったひがしちからさんの作品。この作品も紙飛行機で夢中に遊んでいる園児たちの様子を見て描いた作品。
「よし、ぼくは紙飛行機を作るぞ」
せいくんは、折り紙があんまり上手ではありません。だけど、紙飛行機は大好きです。
せいくんは ゆっくりと、一生懸命折りました。そして、空色の飛行機が出来上がりました。
せいくんの紙飛行機、どこまでも飛んでいけ!
朗読:
伊倉 一恵(青二プロダクション)