
2013年5月
5月26日放送「ちっちゃなしろうさぎ」

作 者:ケビン・ヘンクス 作
いしいむつみ 訳
出版社:BL出版
天気のいい ある日のこと。
ちっちゃな しろうさぎ、ぴょんぴょん はねた。
その時、うさぎは思ったんだ。
じっとしてるって、どんなふう?
はばたくって、こんなかな?
見るものすべてに“自分だったら、こんなかな?”と想像をめぐらす、知りたがりやのこうさぎのお話です。ラストは大きな愛に包まれます。どんなかな?こんなかな?のくり返しのフレーズもリズミカルな作品です。
朗読:
篠原 恵美(81プロデュース)
5月19日放送「いそがなくっちゃ」

作 者:かさいまり 作・絵
出版社:ひさかたチャイルド
森では、動物たちがけんかの最中。でも、道を急ぐもぐらのおじいさんのおかげで、みんなけんかした理由を忘れて仲直りします。さて、おじいさんが急いでいた理由とは…?
急いで急いで、走ってるものだから、暑くなってきて、服もどんどん脱いじゃいます。
そんな中、ネズミさん家を突っ切ろうと家の横から穴を掘って進んでいくと…、間違えて家の床を突き破って出てきてしまうおじいさんの言葉、『おっと、しつれい!』を真似する子供もいるとか。大人もほんわかする絵本。
朗読:
藤田 淑子(青二プロダクション)
5月12日放送「かあさんになったあーちゃん」

作 者:ねじめ正一 作
長野ヒデ子 絵
出版社:偕成社
「高円寺純情商店街」で直木賞受賞のねじめ正一の作品に絵本日本賞文部大臣賞など多数の絵本賞受賞経験のある長野ヒデ子が描いた絵本。
かあさんの鏡の前で、かあさんみたいにお化粧したら、かあさん気分になったあーちゃん。掃除、洗濯、夕食の支度…。そして、とうとう自転車をキコキコして、本当のあーちゃんを探しにでかけます。お化粧したあーちゃんに、道行く人が驚いてふり返っているところはとてもユーモラス。探しているうちに迷子になってしまって…。
朗読:
伊倉 一恵(青二プロダクション)
5月5日放送「せんろはつづく」

作 者:竹下文子 文
鈴木まもる 絵
出版社:金の星社
全国学校図書館協議会選定/日本子どもの本研究会選定/日本図書館協会選定。
「黒ねこサンゴロウ」シリーズ(偕成社)で路傍の石幼少年文学賞を受賞した竹下文子と、赤い鳥さし絵賞を受賞した鈴木まもるの作品。リズミカルな文章とかわいいイラストで、親子一緒に楽しめる絵本。
どんどん線路をつないでいき、目の前の障害を回避する事で鉄橋ができたり、踏み切りができたり。そこに汽車が通る時の快感。子ども達が線路遊びに夢中になる気持ちが理解できます。
朗読:
藤田 淑子(青二プロダクション)