2013年1月
1月27日放送「だいすきっていいたくて」
作 者:カール・ノラック 文
クロード・K・デュボワ 絵
河野万里子 訳
出版社:ほるぷ出版
フランスの絵本。ベルギーやフランスをはじめアメリカ・ヨーロッパで人気のカール・ノラックと、イラストレーターをしながら大学で教鞭をとるクロード・K・デュボワの作品。バベル国際翻訳賞新人賞受賞の河野万里子が翻訳。ことばには、自分のまわりの人も変え、幸せにする力がひそんでいます。そんなことを改めて気づかせてくれる、ほのぼのと胸のあたたかくなる絵本です。
ある朝、ロラの口のなかはすてきな言葉でいっぱいでした。このすてきな言葉をだれにプレゼントしようかな…。
朗読:
伊倉 一恵(青二プロダクション)
1月20日放送「おでかけのまえに」
作 者:筒井頼子 作
林 明子 絵
出版社:福音館書店
第2回絵本にっぽん賞や第30回産経児童出版文化賞美術賞受賞の林明子と筒井頼子がコンビを組んだ作品。ピクニックにでかける前の、小さい女の子のはずむ心をごくあたりまえの家庭を舞台に描きだした、ほのぼのとのびやかな絵本です。
日曜日の朝、目が覚めるとよい天気であやこは大喜び。今日はピクニックに行く日なのです。おでかけの前に、あやこはおかあさんの代わりにお弁当を詰めて…、おとうさんのバッグの荷造りを手伝い…、鏡台の前ではおかあさんの口紅に手を伸ばし…。
朗読:
篠原恵美(81プロデュース)
1月13日放送「ぼくがおおきくなったら」
作 者:いもと ようこ 文・絵
くすのきしげのり 原作
出版社:佼成出版社
大きくなったら自分たちの親のようになりたい、と自慢しながら嬉しそうに話す森の動物たち。みんなの話をニコニコしながら聞いていた子ぎつねたちでしたが、自分たちは何も自慢できないことに気付き、何も言うことができません。でもお母さんにたずねると、「きつねだからこそ、幸せなことがある。お父さんと出会えて、こんなにかわいいあなたたちにも出会えたんですもの」と、子ぎつねたちを、ぎゅっと抱きしめてくれました…。
あたたかなぬくもりに包まれた「家族愛」を描いた絵本です。
朗読:
藤田 淑子(青二プロダクション)
1月6日放送「おもちのきもち」
作 者:かがくい ひろし
出版社:講談社
第27回講談社絵本新人賞受賞作。相手の気持ちになって考えましょう、なんて子どもに教えている大人たち、「おもちのきもち」を考えたことがありますか?
「きがつくとわたくし、なんどもあたまをたたかれておりました。」おもちつきの様子をそう語るのは、たごさくさんちのかがみもち。今のところは床の間に飾られて大事にされているものの、身の危険を感じ、逃げ出して・・・。
コミカルな語り口とイラスト、ダイナミックな展開、大人も子どもも笑いをこらえきれません。
朗読:
松田洋治(アクトレインクラブ)