
2012年6月
6月24日放送「ハコちゃんのはこ」

作 者:竹下 文子 作
前田 マリ 絵
出版社:岩崎書店
猫好きの作家・竹下文子と猫好きの画家・前田マリが生み出すキュートで幸せな猫の絵本。
「おてつだいねこ」シリーズや「ねえだっこして」など猫を主人公にした作品を多数発表している竹下文子が描く、箱が大好きなねこ「ハコちゃん」のお話。
ねこのハコちゃん。名前の由来は、箱が好きだから。どんな箱でも入ってしまうハコちゃん。
猫好きなら誰もが見たことがある猫の姿に、思わず笑顔になってしまいます。
家族に見守られて安心して箱に入って過ごすハコちゃんは幸せものですね。
朗読:
伊倉 一恵(青二プロダクション)
6月17日放送「くらくてあかるいよる」

作 者:ジョン・ロッコ 作
千葉 茂樹 訳
出版社:光村教育図書
ディズニーで映画製作に携わる一方、絵本作家としても活躍しているジョン・ロッコ。ニューヨークのビジュアルアートスクールで学んだ後、CGの先駆者であるロバート・アベルに師事したのち、映画製作の道へ進んだ。
2003年8月に家族とともに経験した北アメリカで起きた大停電が、この本のきっかけとなっています。
いつもどおりの夏の夜。暑くて騒々しく、みんなが忙しく過ごしていたそのとき、町中がまっくらに。部屋はむしむしと暑くなり、家族で屋上に上がってみたら…。
朗読:
藤田 淑子(青二プロダクション)
6月10日放送「オニじゃないよおにぎりだよ」

作 者:シゲタ サヤカ
出版社:えほんの杜
印刷会社での勤務を経て、2009年に絵本作家としてデビューしたシゲタサヤカ。
「コックさん」シリーズなど、おいしそうな絵本がたくさん。
今回の主人公はおにぎりが大好きなオニのお話。人間を喜ばせたい一心でおにぎりをたくさん持って山を駆け下りてきたオニたち。
オニを見て、人間たちはおおあわてで逃げ出していきました。自分たちが思いのほか嫌われていると知ったオニたちが取った行動とは・・・。
誤解される悲しさと、ほのぼのとその誤解を解いていくオニたちの姿になんだかほっとする作品です。
朗読:
伊倉 一恵(青二プロダクション)
6月3日放送「おはなしよんで、アンニパンニ!」

作 者:マレーク・ベロニカ 文と絵
マンディ・ハシモト・レナ 訳
出版社:風濤社
ハンガリーの国立人形劇場のスタッフとして働いた後、絵本作家となったマレーク・ベロニカの人気シリーズ「アンニパンニとブルンミ」。
今回は、ひとりでお留守番の間にお手伝いができたブルンミのお話です。
ブルンミは、アンニパンニに「お話を読んで」と頼みます。でもアンニパンニはやることがたくさんあって、大忙し。買い物に出かけたアンニパンニが書いた絵を見て、ブルンミは
お手伝いをすることにしました。お花にお水をあげて、部屋を片付けて、猫にミルクをあげます。でも帰ってきたアンニパンニは…。
朗読:
藤田 淑子(青二プロダクション)