2012年5月

5月27日放送「おばあさんのすぷーん」

作 者:神沢 利子 作
富山 妙子 絵
出版社:福音館書店

「くまの子ウーフ」などたくさんの絵本作品を生み出してきた神沢利子と、画家として活躍する富山妙子が生み出す不思議なスプーンのお話。

おばあさんは山の中に一人で住んでいます。おばあさんがスープを飲むスプーンは古いけれど
いつも磨いているのでピカピカでした。ある日、おばあさんが落とした隙に、カラスがスプーンを持っていってしまいます。ところがカラスは自分の巣にスプーンを置いたまま忘れてしまって…。
朗読:
伊倉 一恵(青二プロダクション)

5月20日放送「ぼくとくまさん」

作 者:ユリ・シュルヴィッツ 作
さくま ゆみこ 訳
出版社:あすなろ書房

ユリ・シュルヴィッツのデビュー作。
小さな家に住んでいる、小さな男の子。男の子の部屋には、何でもあります。
山や谷、月だってあります。でも、ある日探してみると「くまさん」がいません。
「おーい、くまさーん、でてきてよ!」すると「ぼく、ここにいますよ」
ベッドの下からくまさんの声が。男の子は、くまさんを抱きしめると、「ぼくたち、いつまでもずっとなかよしの友達だからね」と言うのでした。
朗読:
松田 洋治(アクトレインクラブ)

5月13日放送「ウサギとカメ」

作 者:蜂飼 耳 文
たしろちさと 絵
出版社:岩崎書店

中原中也賞受賞する詩人でもある蜂飼耳が有名なイソップ童話「ウサギとカメ」を書いた絵本。 絵を担当するのは「ひっこしだいさくせん」で日本絵本賞を受賞したたしろちさと。

ニンジン畑でおいしいニンジンをおなか一杯食べて寝てしまうウサギ。
その横をのんびりと通り過ぎるカメ。最後にお互いを認め合うのが絵本らしい顛末です。
朗読:
松田 洋治(アクトレインクラブ)

5月6日放送「ともだちいっぱい」

作 者:新沢 としひこ 作
大島 妙子 絵
出版社:ひかりのくに

元保育園の保父さんで、現在は絵本作家だけでなくシンガーソングライターとしても活躍する新沢としひこと元は出版社の職員だったという大島妙子が作る、友達を通じてそれぞれのたくさんの価値観を分かち合おうというメッセージが込められた絵本です。

みちるとさとるが絵本を取り合っていると、「友達の友達は友達なんだよ」ももこが走ってきて言いました。そこにいるみんなが友達の友達で、みんな友達になっていきます。園長先生も、アリも、歌も、空も、みんな友達!
朗読:
伊倉 一恵(青二プロダクション)

2012年4月