
2012年7月
7月29日放送「ワニくんのおおきなあし」

作 者:みやざき ひろかず
出版社:BL出版
第一回「ニッサン童話と絵本のグランプリ」絵本大賞受賞作品。ほのぼのとした作風と柔らかな水彩画は、幅広い読者層から好感を得ている。
どういうわけか、みんなよりずっとおおきい足をもつワニくん。
街中に出ると、何回も足を踏まれてしまうし、困ったことばかり。でもある時、よくよく考えてみると、足が大きいってことは悪いことばかりでもない、と気づきます。
朗読:
松田 洋治(アクトレインクラブ)
7月22日放送「じいちゃんのよる」

作 者:きむら よしお
出版社:福音館書店
独自のユーモラスな作風で人気を博している、きむらよしおの作品。
大人なのにカルピスをジュルジュルすすったり、花火を振り回したり…。子どもみたいなじいちゃん。でも、不思議な力を持っている。そんなじいちゃんと僕の夏休みを描きます。
子どもから見た祖父の奇妙な存在感を、強烈に、ユーモラスに、そしてファンタスティックに描き出した異色の絵本。
朗読:
伊倉 一恵(青二プロダクション)
7月15日放送ペンギンきょうだい
「ふねのたび」

作 者:工藤ノリコ
出版社:ブロンズ新社
絵本作家であり、漫画家でもある工藤ノリコの「ペンギンきょうだい」シリーズ第2弾。
海がだいすきでお話に出てくるような船にも乗ったことがあるという。
おねえちゃん、ペンちゃん、ギンちゃんは、3人だけで船の旅に出かけます。お魚がいっぱいの海で泳いだり、船長特製のハンバーガーランチを食べたり、楽園のような南の海を大まんきつ!
朗読:
藤田 淑子(青二プロダクション)
7月8日放送「あかちゃんがやってきた」

作 者:角野 栄子 作
はた こうしろう 絵
出版社:福音館書店
「魔女の宅急便」で知られる角野栄子と、「ゆらゆらばしのうえで」「なつのいちにち」のはたこうしろうがタッグ。
ある日、おかあさんから「あかちゃんがうまれるの」といわれたぼく。
あかちゃんを楽しみにするお母さんをみてちょっとぶんとするぼく。
ぼくはあかちゃんが生まれたら一緒にやることをどんどん思いついていきます。
おかあさんのおなかはどんどんどんどん大きくなって、まるで恐竜が入っているみたいです。
そして、ついにあかちゃんがやってきて・・・。
朗読:
伊倉 一恵(青二プロダクション)
7月1日放送「おへんじください」

作 者:山脇 恭 作
小田桐 昭 絵
出版社:偕成社
「ともだちだいすき」シリーズなどを手がけてきた山脇恭の「くろととらの絵本」シリーズ。
ねこのくろくんはシャムちゃんからのお返事を待っています。手紙のやりとりを通して、友だちと気持ちが通じあう喜びを描きます。
最近はメールですませることが多いですが、大人までもが、お手紙を書きたくなる心温まる絵本です。
朗読:
藤田 淑子(青二プロダクション)