
2012年4月
4月29日放送「メロディ」

作 者:くすのき しげのり 作
森谷 明子 絵
出版社:ヤマハミュージックメディア
「おこだでませんように」のくすのきしげのりが、日本古来の世界観を描く現代屏風の作成で活躍する日本画家森谷明子と手を組んで作った絵本。作者自身の体験が元になっています。この絵本のページ数は36、ピアノの黒鍵の数と一緒です。
(誰が弾いてくれるのかしら)毎日待ち続けるピアノの前に現れた女の子は、このピアノに「メロディ」と名前を付けます。大きくなると次第にメロディと過ごす時間は無くなってしまい…。
朗読:
藤田 淑子(青二プロダクション)
4月22日放送「せいちゃん」

作 者:松成 真理子 作
出版社:ひさかたチャイルド
軽快で繊細な色彩の水彩画で人気の絵本作家 松成真理子が、子供たちの友情を描く1冊。
ぼくのとなりに住んでいるせいちゃんはいつも自転車で遊びに来ます。毎日毎日一緒に遊ぶ二人、ところがある日、せいちゃんは引越ししてしまします。その後「春に会いにいきます」というせいちゃんの手紙が届き、ぼくは春を心待ちに過ごします。ある日、お母さんが窓の外をみると「あら、春が来ているわ」と。庭には懐かしいせいちゃんの姿が…。
朗読:
伊倉 一恵(青二プロダクション)
4月15日放送「ちゃいますちゃいます」

作 者:内田 麟太郎 作
大橋 重信 絵
出版社:教育画劇
どの家でもありそうな父からの帰るコール。大阪だとこんな感じ?という笑えて温かい気持ちになれる父子のかけあい漫才のような会話が楽しい絵本です。電話が鳴りました。「たあくんですか、わたしは だれでしょう?」たあくんは とぼけて言いました。「にわとりさんでっか?」すると「こけこっこー」。たあくんも「こけこっこー」。「ちゃいます。わたくしです。あなたの大好きな人です。」
朗読:
藤田 淑子(青二プロダクション)
4月8日放送「ハグくまさん」

作 者:ニコラス・オールドランド 作
落合 恵子 訳
出版社:クレヨンハウス
カナダの絵本作家ニコラス・オールドランドの「人生を変える絵本」シリーズ。
だれかに会うと、いつも抱きしめてしまうハグくまさん。なかでも大好きなのは、森の木を抱きしめること。大きな木も、ちっちゃい木も。ある日のこと、オノを持った人間の男がやってきて森の木を切り倒そうとします。平和主義のくまさんが、生まれてはじめて愛せない、ハグできないものに出会ったのです。さあ、どうするくまさん!?
朗読:
伊倉 一恵(青二プロダクション)
4月1日放送「はるですよ」

作 者:柴田 晋吾 作
広野 多珂子 絵
出版社:金の星社
スペインで絵を学んだ広野多珂子が春の喜びを描く1冊。
季節の恵みは、いろんな生きものたちにもたらされます。山、海、川、田んぼ、公園…いろいろな場所を見つめ、そっと耳をすますとたくさんの発見が。
季節のおとずれをよろこんでいる生きものたちを、いっしょに見つけてみませんか。
朗読:
藤田 淑子(青二プロダクション)