ールのような技術的な巧拙を競うオーディションではありませんが、なかにはとてもレベルの高い方も。「夢響」本番に進めるのはわずか10組のみ。人数を絞り込むのは大変だったと思います。通過者以外にも、もっと聴きたいと思わせる
くありますが、本当に踊る指揮者を目にする機会はめったにありません。原田慶太楼さんはアメリカを拠点とする新進気鋭の指揮者で、あちこちのオーケストラから引く手あまたの人気ぶり。ダンスも板についています。 「タイム・トゥ・セ
フォン・リサイタルを開いて、満席になったというのは嬉しい驚きでした。田久保さんは昭和音楽大学に特待生として進学。いつかまた別の形でステージ上でお見かけすることがあるかもしれませんね。 今年も審査員を務める上野耕平
の礎を築いたという点でも大きな役割を果たしました。 昭和後期になると、日本のクラシック音楽受容はずいぶんと進み、日本から世界へと羽ばたく音楽家も数多くあらわれるようになりました。作曲家としては、武満徹が筆頭に挙げ
ァイオリン協奏曲第5番「トルコ風」は、当時流行のトルコ趣味を反映した作品。番組中ではベートーヴェンの「トルコ行進曲」も紹介されていましたが、たとえばハイドンは交響曲第100番「軍隊」で、トルコ風の軍楽隊を模しています。モーツァ
を超える応募者があったとか。応募者はまずYouTubeにビデオを投稿し、その後選ばれたメンバーが対面オーディションに進むという方式。さまざまなバックボーンを持った人々が参加したオーディションは、全米で大反響を呼んだといい
。初代「君が代」に曲を付けましたが、この曲は普及せず、後に現行の曲に差し替えられました。 最後に演奏された「敷島艦行進曲」は瀬戸口藤吉の作曲。瀬戸口は鹿児島に生まれ、海軍軍楽師を務めた音楽家です。あの有名な「軍艦マーチ」の作曲
をかなえる音楽会 夢響2019」のオーディションの模様をお届けいたしました。これで全749組の参加者のなかから、本番に進出する6組が決定いたしました。前回もそうでしたが、選ばれなかった方のなかにも魅力的な音楽を奏でる参加者
すよね。こちらも機械化されているのかと思ったら、まったくの手作業。自作の工具まで使って、グリグリと表面を彫り進めます。「もしも失敗したらどうなってしまうんだろう……」とドキドキせずにはいられません。楽器工場では異色の工程
とんどオーケストラといってもいいくらいの音の厚みが出てきますね。 「威風堂々」の作曲者はイギリスのエルガー。行進曲として書かれた曲ですが、中間部のゆったりしたメロディが特によく親しまれており、この部分のみを取り出し