桂太郎もまた、芸者に救われたひとり。美人で名高かったお鯉は、当時の総理大臣・山縣有朋(ヤマガタアリトモ)の紹介で陸軍大臣だった桂と知り合い、ほどなく恋仲に。桂が総理大臣となってもお鯉はそばに寄り添い続け、日露戦争中、疲れ
一丸となって最後の一兵まで戦えば、かならずや死中に活をうることが可能だろう」と思い詰める。その精神的支柱は陸軍大臣の阿南惟幾(あなみ・これちか)大将であった。 多くの軍人に慕われ、帝国陸軍を代表して入閣していた阿南陸相
一丸となって最後の一兵まで戦えば、かならずや死中に活をうることが可能だろう」と思い詰める。その精神的支柱は陸軍大臣の阿南惟幾(あなみ・これちか)大将であった。 多くの軍人に慕われ、帝国陸軍を代表して入閣していた阿南陸相