の甘煮が二つ並ぶのを見て、 デーブさんの納豆をかきまぜる箸の動きが止まった。 「どうしていつも、同じおかずを二つ選ぶの?」 「だって、好きだから…」 きっと幼い頃、意地悪な人に食べ物を奪われたに違いない。 だから、一つ取られてもいいよう