光る。 「お嬢さん、乗りやっとな?」 「はい」 「あと三十分はあるよって、ゆっくりしていきやんせ」 漆喰の壁に囲まれた、小さな駅舎。 改札口といっても、木製の枠が佇んでいるだけである。 その場所を抜けようとすると、またも駅長さんが「お嬢さん、お嬢