で」 ポケット辞書かと思ったら、テレホンカードの束だった。 携帯電話が普及していなかった当時、駅前の公衆電話から実家に電話をかけていた。 残り度数を気にしつつ早口で喋る私の横で、 何本か電車を見送ってくれた数日後のことで
参加告知。 話のテーマは自由ですが、唯一の条件は、実話であること。 まずは落ち着いて自分の生い立ちを振り返ろうと、実家に電話しました。 「お母さん、私の面白い思い出話って、ない?」 しばらく考えて、母が一言。 「首がものすごく太かったこと