2013年06月02日 09:30

 こんにちは。“題名舞台裏ウォッチャー”キャンディーです。

 今週は28(火)に佐渡さん率いるシエナ・ウインド・オーケストラとの収録がありました。いつも楽しい音楽を届けるシエナらしいプログラムと、もう1本は世界で活躍されているジャズピアニスト・小曽根真さんをお迎えし、ガーシュウインの名曲「ラプソディ・イン・ブルー」をノーカットで収録しました。  

 この「ラプソディ~」が体に電流が走ったような衝撃を感じる本当に素晴らしい演奏で、演奏後にはブラボーの掛け声が飛び交い、番組収録では異例の何回ものカーテンコールと小曽根さんによるアンコール演奏が行われました。歴史に残る名演です。放送は7/21(日)ですのでどうぞお楽しみに!

 

 さて、今日は本気で指揮者を目指す2人の若手指揮者をお招きし、佐渡さんによる指揮クリニックをお送りしました。よく番組内で佐渡さんはへりくだって自嘲気味に「指揮者は踊っているだけですから」なんておっしゃってますよね。あんまり何回もそんなお話しをされるので、「もしかして本当に踊っているだけなのか」とやや信じ始めてましたが(笑)、こうして指揮の種明かしをすると、いかに多くの意味合いがあのひと振りに込められているのか、驚愕します。

 普段、オーケストラのリハーサルがどのように行われているかご存じでない方には、後半ご登場した高山さんの受けたレッスン方法はとても新鮮に映ったかと思います。通常、オーケストラは公演前数日に渡りリハーサルを行いますが、その場はある意味本番より重要な時間です。指揮者は自分の音楽の方向性を伝え、音楽を練り上げていきます。練習時間も無限にあるわけではないので、1コマ60分のなかで、いかに能率よく演奏のポイントを伝えるのかが重要となってきます。オーケストラの団員は、このレッスンの付け方で指揮者の技量を吟味する、とても恐ろしい時間でもあります!!

 ですので、今回のレッスンで「リハーサルの仕方」をレッスンしたことはとても実践的です。当たり前ですが、オーケストラに対し指揮者は一人なので、他の指揮者がどのように稽古を付けているのか見る機会もそうそうありませんので。

 

 テレビの放送でレッスンを受けるのは、非常に勇気のいることだったかと思いますが、きっとそれ以上に得たものがあったのではないでしょうか?お二人のこれからのご活躍、楽しみに応援しています!

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視聴者からのコメント
2013年06月16日 17:33
ローレンツ

後半の方のレッスンを見ながらたいへん参考になりました。このような機会も後進育成のためには欠かせないと思います。

2013年06月02日 19:51
ちゃっぴぃ

久しぶりに「ベト7」振る佐渡さん見れました。♥デビュー公演で振った思い出の曲ですよね。ますます磨きかかってステキな指揮でした。また番組で佐渡さんの指揮 たくさん見せて下さい。いつか公開収録に行くのが夢です。新潟に居るので、東京はすぐに行けないんです。仕事もあるし…。番組ホントに楽しんでいます。