古い町家や昔ながらの共同井戸が残る鉈屋町界隈。中には今も釜に火を入れる鍛冶屋さんまであるんです。そんな町並みこそ、住人の宝。大切に守っていこうと皆が一丸となっています。 地元住民の手で、代々大切に守られてきた共同井戸。政弘さんは去年から、毎週欠かさずこの井戸を掃除しているんです。次世代へこの財産を残すためにも。
地道で大切な作業です。
師走の壱
- 名水の里 夫婦の町家喫茶 -
古い町並みが残る、岩手県盛岡市鉈屋町。主人公は東京からこの町に移住し、喫茶店「町家サロン ピッピ」を開いた吉田政弘さん(64歳)と、真理子さん(62歳)ご夫婦。
妻・真理子さんの実家のある鉈屋町は、江戸時代に栄えた商業の町でした。しかし今は人影もなく静かな町に…。そんな町を元気にしたいと立ち上がったのが、町おこしの会「盛岡まち並み塾」のメンバー達。吉田さんご夫婦も参加し、最初は東京から通って活動していましたが、去年移住を果たし、町家でお店を始めました。今の風情を残し活気ある鉈屋町を作っていって下さい!
ピッピの隣の町家は、真理子さん主宰の手芸教室。
実は東京に住んでいた15年前からここでお教室を開いていた真理子さん。
長きに渡って鉈屋町に人を集めてきたんですね。
ある夜始まった、「盛岡まち並み塾」の会議。「全国町並みゼミ」という1000人もの人を町に招くイベントが、2年後盛岡で開かれるんです。主催者となる皆さんにとってこれからが正念場!
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