過去の放送

2018年4月21日放送 「静岡県・用宗 しらす」

『解禁日に密着!しらす』
ロケ地:静岡県静岡市

今回注目する食材は、静岡・用宗産のしらす。そのおいしさの秘密を求めて、2016年にミシュラン1つ星を獲得したイタリアンの小倉知巳シェフ、浅香唯、神保悟志がしらす漁の“匠”のもとを訪ねる。

3月23日に解禁された、しらす漁。3人は今年いちばんのしらすを求めて、解禁当日、用宗漁港へ。出会ったのは、しらす漁の“匠”、杉山繁さんと息子の喜規さん。杉山さん親子は、別々の船で漁に出るという。実は杉山さんたちのしらす漁は、3隻で1チーム。繁さんと喜規さんが乗る2隻が網を引き、もう1隻はしらすを港へ運ぶための船だ。
そこで、神保が繁さんの船、小倉シェフが喜規さんの船に乗り込んで午前7時半、解禁日の漁に同行。司令塔の繁さんのもと、チームワークで行われる漁にシェフと神保は大興奮する。
そして、ついに今年、初めてのしらすがあがった…! とれたてを船上で口にした小倉シェフと神保は、そのおいしさにビックリ。しらすは鮮度が命のため、すぐに氷でしめて運搬船に渡して港へ。競り落とした仲買人もすぐに釜揚げ作業を開始。港で待っていた浅香は、出来上がったばかりの釜揚げしらすを試食させてもらい、ふっくらしたおいしさに感激する。

繁さんが漁師をはじめたのは、今から50年ほど前。GPSはもちろん、魚群探知機もない時代で、ひたすら経験を積みながら技術と勘を養ってきたという。喜規さんも漁師になって25年だが、まだまだ父にはかなわないと話す。

そんな杉山さん親子と用宗漁港で働く漁師たちのため、小倉シェフが腕を振るうことに…! 生しらすと釜揚げしらすの両方を使う予定だったが、ここで問題が発覚! なんと繁さん、しらす漁の匠でありながら生しらすが苦手なのだという。
はたして小倉シェフはどうやってしらすを使うのか…!? 小倉シェフが技を駆使して作り上げる絶品イタリアンとは…!?

今回のシェフ・レポーター

小倉知巳(「レガーロ」オーナーシェフ)
浅香唯(歌手・タレント)
神保悟志(俳優)

地元の匠

杉山繁さん・喜規さん

今回登場した料理

生しらすのサラダ

釜揚げしらすのスフォルマート

シチリア風生しらすの冷製スパゲッティー

ロザマリーナのスパゲッティー

『しらす』

小さいしらすのおいしさとは?

しらすはマイワシやカタクチイワシなどの稚魚。
4センチ以下のものをしらすとよんでいますが…
4センチ近くなると次第に鱗や骨、内臓などが出てきて、
苦みが強くなり舌触りも悪くなります。
この時期、用宗漁港であがるのは2〜3センチの比較的小さなもの。
骨も内臓も未成熟なので、口当たりが良く苦みも少ないんです

イタリアカラブリア州の発酵調味料「ロザマリーナ」の作り方

【材料 4人分】
・生しらす…50g
・唐辛子…10g
・塩…5g

材料をしらすの水分と唐辛子がなじむまで、
ずっと混ぜ続けて2週間程発酵させて完成。