過去の放送
2017年5月27日放送 「スズキ/東京湾の海の幸」
ロケ地:千葉県船橋市
“鮨青木×天ぷら近藤 銀座の匠 夢の競演”と銘打った2週連続企画の第2回目! 天ぷらのグランシェフ・近藤文夫さん、宇梶剛士さん、寺川綾さん、鈴木勝大さんの4人が千葉・船橋漁港を訪れ、東京湾の海の幸、特にスズキのおいしさに迫ると共に、近藤さんが初夏の江戸前素材を揚げる! さらに、近藤さんと鮨職人・青木利勝さんがそれぞれの技を生かしたコラボ料理を披露する。
東京湾の最北に位置する船橋市は、海苔やアサリなどがとれる三番瀬がある豊かな漁場。この時期にとれるのが、今が旬の夏の代表魚、スズキ。船橋漁港はスズキの水揚量が日本一! そのうちの、なんと4分の3をとっているといわれるのが、スズキ漁の“匠”、大野和彦さん。
鈴木さんは大野さんの船に同乗させてもらい、夜通し行われる過酷な漁を体験!
そこで大野さんが“匠“と言われる所以を目の当たりにする。
「まずはスズキを狙う」、「次はサヨリ」…宣言通りに網にかかる魚たち。
なんと魚群探知機に映る魚の群れの影を見ただけで、どんな魚の群れなのかがわかるという。狙った魚は必ず捕る。まさに匠の技。
また、漁港ではスズキの鮮度を保つために編み出した匠の技を学ぶ。大野さんが行っている、スズキの“瞬〆”とは…!?
そんな大野さんのとったスズキの洗いを食べた近藤さんは、クセも臭みもないことに感動。番組では、匠のスズキのおいしさの理由を科学的な視点から分析していく。
そして、今度は近藤さんが腕をふるうことに…!
近藤さんが用意したのはスズキやサヨリのほかに船橋の名産、三番瀬の海苔。“てんぷら近藤”の店に大野さんら漁師たちとリポーターたちを集めて、新鮮な素材を揚げていくが、はたしてどんな天ぷらが登場するのか…!?
そこへ、鮨職人の青木利勝さん、元大関の把瑠都が、北海道で入手してきた素材を手に来店! 近藤さん、青木さん――2人の“江戸前職人”の競演が実現! はたして2人はどんな職人技を見せてくれるのか…!? そして、2人の力を融合させたコラボ料理とは…!?
- 今回のシェフ・レポーター
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宇梶剛士(俳優)
寺川 綾(テレビ朝日スポーツキャスター)
鈴木勝大(俳優)
近藤文夫(『てんぷら近藤』主人)
把瑠都(元大関)
青木利勝(『銀座 鮨青木』店主)
- 地元の匠
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スズキ漁の匠・大野和彦さん
- 今回登場した料理
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「スズキの洗い」
青木利勝シェフ
「青木流 江戸前スズキの握り」青木利勝シェフ
「青木流 ホタテの握り」近藤文夫シェフ
「近藤流 スズキと海苔の重ね揚げ」近藤文夫シェフ
「近藤流 ホタテのてんぷら」「てんぷら近藤・銀座 鮨青木 ボタンエビのてんぷら握り」
「てんぷら近藤・銀座 鮨青木 スズキと揚げ玉の逆さ巻き」
『スズキ』
『天ぷらと寿司の違い』
- 匠のスズキがおいしい秘密
キーワードは「瞬〆」 -
血抜きした状態のスズキに、専用のエアガンで神経を抜く。
それが『瞬〆』。
氷締めにしたスズキは死後硬直を起こして固くなってしまいますが、瞬〆した方は時間が経っても柔らかいまま。
より長く鮮度が保たれ、歯ごたえが長持ちし、何日か経ってもコリコリの食感を味わうことができるんです。 - 同じネタが生まれ変わる?天ぷらと寿司の違い
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寿司の場合、ネタの味をどう引き出すかというと、酢・塩・しょうゆなどの数種類の塩分を足すこと。
お酢の酢酸、塩の塩化ナトリウム、醤油のグルタミン酸が合わさることで、ホタテのうま味・甘味をさらに引き立たせているんです。
一方、天ぷらの場合は、衣で包むことでうま味を外に逃がさないのと同時に、加熱することで筋繊維が収縮され、弾力が生まれるんです。