過去の放送

2017年4月1日放送 「アジ」

『今朝獲れアジ』
ロケ地:静岡県熱海市

今回注目するのは、静岡・網代港の朝獲(ど)れ天然アジ。
そのおいしさの秘密を探るため、素材にこだわった創作料理で高い評価を得ている米村昌泰シェフと大相撲の元大関・把瑠都さんが現地を訪問、漁に同行する。

2人が訪れたのは、静岡県熱海市の南東部にある網代漁港。
今回、2人がお世話になるアジ漁の“匠”、台野秀浩さんはこの道30年のベテラン漁師だ。
大関昇進の際、自ら釣った真鯛で伝達式を飾ったほど大の釣り好きだという把瑠都さん、そして“おいしさは産地から”がモットーの米村シェフの2人は大喜びで深夜2時出航の漁に同行する。
台野さんたちが行っているのは定置網漁で、沖合に仕掛けた網に迷い込んだ魚を2艘の船で引き上げていくが、なぜか3艘目の船が…!
この3艘目は、通称“築地船”。少しでも早く魚を築地市場へ届けるため、とれた魚を先に積んで港に運ぶための船だという。
実は、網代の朝獲れアジはなんと午前2時の漁に出て獲った魚が、その日の朝には築地市場に並ぶという。米村シェフと把瑠都さんは、魚が築地に運び込まれるまでを密着取材!
鮮度を守るため、時間との勝負に挑む台野さんたちの取り組みに感心する。

そしていよいよ、網代の朝獲れ天然アジを使って、米村シェフが渾身の料理を披露することに。和食とフレンチの技を融合し創作料理を生み出す米村シェフは、鮮度抜群のアジをどう料理するのか…!? また、そこにはどんなテクニックが隠されているのか…!?
さらに番組では、網代漁港の朝獲れアジのおいしさの秘密を科学的な視点から分析する。

今回のシェフ・レポーター

把瑠都(元大関)
米村昌泰(『レストランよねむら』オーナーシェフ)


地元の匠

台野秀浩さん


今回登場した料理

「米村流アジフライ」

『アジ』

網代漁港の今朝獲れアジは「活かってる」
普通国産のアジがお店に並ぶのは、
水揚げしてから1日から2日後が多いが…

3時間しか経っていない今朝獲れアジと比べてみると身の弾力が違います。
これが「活かってる」ということ。

魚の鮮度を保つため氷詰めにしますが…
それでも徐々に死後硬直が進み、9時間後には身が固まってしまう。
でも今回のアジは網代で定置網を上げてから、
3時間後には築地に到着。漁師さん達の工夫と頑張りがあるからこそ、
今朝獲れアジは身に張りと弾力があるのです。