過去の放送

2016年10月15日放送 「サバ」

『黄金に輝く 松輪サバ』ロケ地:神奈川県三浦市

今回注目する食材は、神奈川県三浦市松輪地区で水揚げされる“松輪サバ”。そのおいしさの秘密を求めて、幕末の文久3年創業、150年の歴史を持つ『日本橋 とよだ』の五代目主人・橋本亨さんと遼河はるひさんが、松輪地区の間口(まくち)漁港に向かう。

2人が出会ったのは、松輪サバ漁の“匠”、鈴木新治さんと父・清さん、息子の享平さん。親子3代の漁師一家だ。この周辺の海は昔からサバの漁場として知られているが、間口漁港で水揚げされる一本釣りによって漁獲された400g以上のマサバを松輪サバと呼び、そのほとんどが黄金色に輝いている。

遼河さんは、民宿を営む匠の妻から、サバを使った料理“サバのサンガ焼き”を教えてもらうことに。一方、橋本氏は、匠親子の漁に同行!
奮闘の末、なんと自ら松輪サバを釣り上げることができ、大興奮する。
港に帰って来た橋本氏と遼河さんは、匠の自宅の隣にある松輪サバ料理の店へ。
さっそく釣り上げたばかりの松輪サバを調理してもらうが、炙り、刺身、しめさばの3つの味が味わえる“松輪サバ三点盛り”には感動。脂がのっているのにしつこくない、その上品な松輪サバの味わいに驚く。
番組では、松輪サバのおいしさの理由を科学的な視点から探っていく。そのキーワードは“上品な脂”だというが、はたして松輪サバの脂にはどんな秘密が隠されているのか…!?

匠たちのもてなしに感激した橋本氏は、松輪サバを使って“究極のサバの味噌煮”を作ると宣言!
江戸料理150年の伝統を受け継ぐ橋本氏が作る、サバの味噌煮とは…!?
そしてその究極のサバの味噌煮のおいしさの秘密とは…!?

今回のシェフ・レポーター

遼河はるひ(タレント)
橋本亨(日本橋とよだ 五代目主人)

地元の匠

鈴木清さん 新治さん 亨平さん

地元の店

「輪中(わなか)」
〒238-0104
神奈川県三浦市南下浦町松輪554
TEL:046-897-3925
営業時間:11:00〜21:00
営業日:通常金曜日17:00〜
土曜・日曜の週末のみの営業
※10月中は平日も営業

今回登場した料理

鈴木愛子さん
「サバのサンガ焼き」

宮尾武さん
「松輪サバ三点盛り」

橋本亨シェフ
「松輪サバの味噌煮」

『サバ』

サバの脂はなぜおいしい?
キーワードは上品な脂。

サバの特徴は、動脈硬化などの予防に効果があるといわれるEPAやDHAなど、脂肪酸が多いこと。

EPAやDHAが多いと、味にどんな影響があるのでしょうか。


早稲田大学研究院教授 矢澤一良農学博士によると
「陸上の動物の脂というのは室温で固まるような脂、
海の動物の脂は-40℃でも固まらない。
それが舌に触れたときに脂が溶けやすく、うま味を感じる。」

サバの脂は口どけが良いので、
うま味をじっくり感じることができるのです。

橋本流!家庭でできるサバの味噌煮

【材料】 2人分
サバ         2切れ
☆だし汁(あら汁)  約2カップ 400ml
☆砂糖        大さじ1 
☆酒         大さじ2 
☆みりん       大さじ1
☆しょうが(薄切り) 5枚
信州味噌       約大さじ1
田楽味噌       約大さじ1

【作り方】
(1)☆を鍋に入れ沸騰させる
(2)サバを入れて強火で3〜4分
(3)信州味噌、田楽味噌を入れて中火で5〜7分
  とろみがつくまで煮詰めて完成