過去の放送

2016年8月27日放送 「ナス」

『漆黒のナス・くろべえ』ロケ地:群馬県高崎市

今回注目する食材は、今が旬の群馬県高崎市産のナス。そのおいしさの秘密を求めて、中華の達人・五十嵐美幸シェフと、俳優・前川泰之さんが現地を訪れる。

2人が訪ねたのは、市内南部の吉井町に住む、“露地ナス作りの匠”、反町光次さん。ナス栽培をはじめて10年以上という反町さんが作っているのは、“くろべえ”という品種だ。皮は漆黒色で弾力があり、実が詰まっているため、独特の食感を楽しむことができるのが特徴だという。反町さんに勧められ、生のくろべえをかじってみた2人は、その甘さにビックリする。
露地栽培にこだわり続けている、反町さん。露地栽培で育てることで日光がたっぷり当たり皮が黒くて美しいナスができる。
しかしながら、露地栽培は、害虫など自然との戦いの連続…。そんな話を聞いていた五十嵐シェフは、ナス畑に植えられたマリーゴールドの花を発見する。実は、そのマリーゴールドこそ、反町さんの露地栽培に欠かせない重要な存在で、くろべえのおいしさを守ってくれているという。いったいマリーゴールドは、ナス栽培にどう役立っているのか…!?

その後、2人は収穫作業と選別作業を体験。お手伝いを終えた2人は反町さん夫妻とともに、地元の名店“懐石やじま”へ。料理長の矢島治良さんがくろべえを使って作ってくれたのは、“青海波”と名付けられた一品。酢飯の上にくろべえの小ナスとエビをあしらった繊細な料理だが、味わった一同はエビよりもナスの食感の素晴らしさに驚く。はたしてエビに負けないプリプリ食感を引き出した、“地元の匠”矢島さんの技とは…!?

続いて、五十嵐シェフがくろべえを使って、中華料理の定番・麻婆茄子に挑むことに…!
素材のうま味を最大限に引き出すことに定評のある五十嵐シェフが考え出したのは、なんと“冷やし麻婆茄子”。一般的に麻婆茄子といえば温かいイメージだが、なぜシェフは冷製に仕上げたのか…!?
この料理に秘められた五十嵐シェフならではの技とアイデアとは…!?

今回のシェフ・レポーター

前川泰之(俳優)
五十嵐美幸(中国料理 美虎オーナーシェフ)

地元の匠

反町光次さん(ナス生産者)

地元の匠

矢島治良さん(懐石やじま)

地元の店

「懐石やじま」
〒370-2126
群馬県高崎市吉井町東谷164
TEL:027-387-4038

今回登場した料理

反町かつ枝さん
「ナスの浅漬け」

矢島治良さん
「青海波」

五十嵐美幸シェフ
「くろべえの冷やし麻婆茄子」

『ナス』

マリーゴールドとナスのおいしい関係とは!?
キーワードは“バンカー栽培”

ナスはアザミウマなどの害虫に狙われます。

ところが、周りにマリーゴールドを植えると…
花にヒメハナカメムシなどが寄ってきます。
このカメムシが害虫たちをやっつけてくれるんです。

これがバンカー栽培。

バンカーは「銀行家」という意味。
銀行がお金を預かるように、
マリーゴールドが、天敵の虫を集めるので
バンカー栽培と呼ばれるようになったそうです。

万能! ウマ辛 トマトラー油の作り方

【材料】
サラダ油    50cc
豆板醤     大さじ2
トマト     中2個 …角切り
ペッパーソース お好みの量

【作り方】
熱したフライパンにサラダ油を入れ、豆板醤、角切りにしたトマトをフライパンで加えてよく炒める。
水気が少なくなったら、お好みでペッパーソースで辛さを調整して完成。