過去の放送

2016年6月11日放送 「〜栃木県鹿沼市 ニラ〜」

『甘くて柔らかい栃木の“鹿沼にら”』ロケ地:栃木県鹿沼市

今回注目する食材は、栃木県鹿沼市産のニラ。“鹿沼にら”のおいしさの秘密を求めて、中華料理の匠・古田等シェフと真琴つばささんが現地を訪れる。

2人が出会ったのは、鹿沼市のニラ農家の匠、中島啓(なかじま・ひろし)さん。中島さんは妻の絹代(きぬよ)さんとおよそ1700坪、23棟のビニールハウスでニラを栽培しているという。
さっそく収穫を体験させてもらった2人は、刈り取った束から滴り落ちるニラのしずくをなめてみて、その甘さにビックリ! さらに、葉も生で食べてみたところ、予想以上の甘さに驚く。糖度を測ると、なんと8.3。イチゴと同じくらいだ。

収穫が終わってからは、出荷作業のお手伝い。実は、良質な“鹿沼にら”を名乗るためには長さが約40センチ〜45センチ、葉幅は約8ミリ以上という決まりがあり、選別作業はかなりの手間がかかるという。2人は鹿沼のニラに賭ける中島さんの思いや、「良いものだけしか出荷しない」という中島さんのプライドを聞いて、感銘を受ける。

その後、絹代さんが作ってくれた鹿沼名物“ニラそば”を堪能した2人。そのお返しに、古田シェフが中島さん家族にニラ料理をふるまうことに。普段、お客様のオーダーに応えて最高の中華料理を生み出している古田シェフに、中島さんがリクエストしたのは“ニラレバ”!
はたして古田シェフが中島さんのニラを使って作り上げた、“究極のニラレバ”とは…!?
番組では中島さんが育てたニラがおいしい理由を、科学的な視点から探求。さらに、東京に戻った古田シェフが、野菜やお肉など何にでも合う“万能ゴマダレ”のレシピを伝授する。

今回のシェフ・レポーター

真琴つばさ(歌手・女優)
古田 等(「Furuta」)

地元の匠

ニラ農家の匠
中島 啓(なかじま・ひろし)さん

地元の店

[古田等シェフ料理の調理場所・試食場所]
ニューサンピア栃木
栃木県鹿沼市栃窪1255
TEL:0289-65-1131

今回登場した料理

ニラ農家の料理
「鹿沼名物ニラそば」

ニラ農家の料理
「ニラのおひたし」

古田 等シェフ(産地)
「フォアグラ ニラレバ仕立」

古田 等シェフ(都内店舗)
「鱧のつゆそば スダチ添え」

古田 等シェフ(都内店舗)
「すっぽんの酢豚仕立」

『ニラ』

匠のニラがおいしい理由
キーワードは「甘くて柔らか」

ニラは、玉ネギやにんにくと同じ、ネギ属の植物です。
株に栄養を蓄えているので、地上の葉を切っても、すぐに新しい芽を出すことができます。
栄養は、糖分として蓄えられますが、匠のニラは、1年かけてじっくり株に糖分を蓄えてから成長するので、甘く育つのです。
さらに、匠がこだわるニラの選別にもおいしい理由があります。
ニラは葉が大きくても小さくても、繊維(維管束)の数は同じです。大きく育つほど、繊維と繊維の間の柔らかい細胞が多い分、噛んだ時の食感が柔らかく、おいしく感じるのです。

古田等シェフ直伝 万能ゴマダレの作り方

[材料] (比率)
しょう油 : 5
ねりごま : 3
砂糖   : 3
ネギ   : 3 …みじん切り
ショウガ : 1 …みじん切り
酢    : 1
ラー油  : 1

[作り方]
すべてをよく混ぜ合わせて完成!
(ラー油はお好みで調整する)
野菜料理や肉料理にもよく合います。