過去の放送

2016年5月28日放送 「〜愛媛県松前町 そら豆〜」

『初夏の味わい、香り立つ愛媛のそら豆』ロケ地:愛媛県松前町

今回注目する食材は、愛媛県松前町(まさきちょう)産のそら豆。今が旬のそら豆のおいしさの秘密を求めて、熊谷喜八シェフと浅田舞さんが現地を訪れる。

松山市から車で20分ほどの位置にある、松前町。2人はそら豆作りの匠・川端さん夫妻のもとを訪ねる。82歳の川端さんと、81歳の妻・カズ子さんは、そら豆を育てて40年以上の大ベテランだという。
2人はさっそく収穫のお手伝いを申し出るが、収穫のタイミングを見極める川端さんのワザに感心! さらに、とれたてのそら豆をむいた2人はその大きさと美しさにビックリする。
そして勧められるままに、生のままとれたてを食べてみた浅田さんは、その甘さに感動!
番組では、川端さん夫妻にそら豆育成の指導を行ってきた元JA職員・山田さんを交えて、そら豆がおいしく育つ理由を探っていく。そのキーワードは、根粒菌だというのだが、いったいどういうことなのか…!?
また、2人は結婚して57年だという川端さん夫妻に、そら豆作りの苦労を聞く。そら豆に愛情を注ぎ続けてきた夫婦の歴史に、熊谷シェフも胸を打たれて…!?

その後、川端さんが作ったそら豆をおいしく味わえる地元の店があると聞き、2人は松山市の懐石料理“小椋”へ。小椋総料理長は地元の食材を使うことにこだわっているという。そら豆が旬を迎える5月〜6月に出す、スペシャルメニューをふるまってもらう。
温かいもてなしを受けて感激した熊谷シェフは、57年間、農業に打ち込んできた川端さん夫婦をお祝いする料理を贈ろうと腕をふるう!
シェフが考えたのは、瀬戸内産の鯛をそら豆と豪華にコラボさせた“真鯛のポワレ 空豆ソース”。長年、そら豆を育ててきた川端さんを「おいしすぎて何も言えない!」とうならせた、このひと皿。そこに隠された、おいしさの秘密とは…!?
さらに、愛媛産のそら豆にほれ込んだ熊谷シェフは、都内の自身の店で絶品料理を作り出す。そら豆の甘さを最大限に引き出した、そのメニューとは…!?

今回のシェフ・レポーター

熊谷喜八(「KIHACHI」創業者)
浅田舞(スポーツキャスター)

地元の匠

そら豆作りの匠
川端務さん

地元の匠

地元料理の匠
小椋安明さん(「小椋」総料理長)

地元の店

懐石料理「小椋」
〒790-0833 愛媛県松山市祝谷3-6-27
TEL:089-917-6003

今回登場した料理

小椋安明さん
「そら豆のムース」

熊谷喜八シェフ(産地)
「真鯛のポワレ 空豆ソース」

熊谷喜八シェフ(都内店舗)
「牛ロース肉のグリル 黒にんにく 空豆添え」

熊谷喜八シェフ(KIHACHI店舗紹介メニュー)
「シェフが選んだ色どり野菜のバーニャカウダ」

熊谷喜八シェフ(KIHACHI店舗紹介メニュー)
「本日鮮魚のグリル盛り合わせ」

『そら豆』

匠のそら豆のおいしさの秘密
キーワードは『根粒菌』

植物の肥料の三要素は、窒素・リン酸・カリウム。
窒素には、植物を大きく育てる働きがありますが、植物は空気中から直接窒素を取り入れることはできません。
そこで欠かせないのが、土の中に住む根粒菌などの細菌たち。
空気中の窒素を取り込んで植物に供給してくれます。そら豆など、豆類は、根に「根粒菌」を住みつかせ、いわば自前の肥料工場にしているんです。