過去の放送

2016年4月16日放送 「〜静岡県南伊豆町 タケノコ〜」

『匠が人生をかける春の味「タケノコ」』ロケ地:静岡県南伊豆町

今回注目する食材は、伊豆産のタケノコ。そのおいしさの秘密を求めて、独創的な料理で食通を魅了する中華料理人・古田等シェフと渡辺徹さんが、伊豆半島の最南端、静岡・南伊豆町を訪れる。

2人が訪ねたのは、タケノコ栽培の匠・山本剛(やまもと・ごう)さんの竹林。古田シェフと渡辺さんは鍬を持って、タケノコ掘りに挑戦。掘りたてのタケノコをその場でかじってみると…2人とも「甘い!」とビックリ。まるでフルーツの果汁のような、甘くてみずみずしい汁がタケノコからあふれ出てくるのに驚く。
山本さんは、土壌がタケノコのおいしさを決めると言う。なんと、山本さんが育てるタケノコは“竹炭と竹チップ”がおいしさの鍵だと話すが、この2つをいったいどう使うのか…!?
そして、この時期にとれるオススメのタケノコがあると聞いた2人は、山本さんに導かれ、さらに山を登る。途中、菜の花を摘んで食したり、ウグイスのさえずりを聞きながらの山歩き。そこで出会ったのは、匠いわく中国では高級食材だという“雷竹(らいちく)”。孟宗竹とは異なる食感のタケノコに2人はまたまた驚く…!?

収穫で汗を流した2人は、山本さんの囲炉裏のある工房で、バーベキューをご馳走になることに…!山歩きの途中で収穫した菜の花やしいたけと、イノシシ肉の鉄板焼きや、焼きタケノコをふるまってもらい大感激!
タケノコに愛情を注ぐ山本さんに地元ならではのタケノコ料理をふるまってもらった古田シェフは、一家にお礼の料理を作りたいと提案。普段、お客様のオーダーを元に料理を作っている古田シェフらしく、今回は山本さん一家からそれぞれのリクエストを聞いて、オーダーに合ったタケノコ料理を作ることに…!

山本さんからは「焼酎に合うつまみ」、山本さんの妻からは「家庭で簡単に作れる料理」、息子の哲農さんからは「ラーメン」というオーダーが舞い込むが、はたして古田シェフが考えた絶品タケノコ中華レシピとは…!?
さらに、東京に戻った古田シェフは、MC・草野満代さんからの「白ワインに合うタケノコ料理」というリクエストを受け、またもや極上の一皿を作り出す。既存の中華料理の枠を超え、お客様が食べたい一皿を追求してきた古田シェフは、どんなタケノコ料理を生み出すのか…!?

今回のシェフ・レポーター

古田 等(「Furuta」)
渡辺 徹(俳優)

地元の匠

山本 剛さん

地元の店

[古田シェフ料理の調理場所・試食場所]
南伊豆 一条 竹の子村
静岡県賀茂郡南伊豆町一条717
TEL:0558-62-1583

今回登場した料理

タケノコの匠による料理
「猪肉とタケノコの炒めもの」

タケノコの匠による料理
「焼きタケノコ」

古田 等シェフ(南伊豆)
「2種の筍と牛フィレのオイスターソース風味」

古田 等シェフ(南伊豆)
「筍と豚肉 ザーサイのつゆそば」

古田 等シェフ(南伊豆)
「筍の餃子」

古田 等シェフ(都内店舗)
「2種の筍と神戸牛の炒め」

古田 等シェフ(都内店舗)
「すっぽんの酢豚仕立」

『タケノコ』

匠のタケノコのおいしさの秘密
キーワードは「竹炭と竹チップ」

おいしいタケノコを育てるため、匠がこだわっているのは、土作り。土を良くするために竹の炭をまいています。
竹炭は、肥料になるだけでなく、微生物が住みついて土を活性化させる働きがあります。
さらに、余分な竹を間引いて、機械で細かく粉砕した竹チップを竹林にまきます。竹チップをまくことで、やわらかい土壌ができるので、おいしいタケノコが育つのです。