過去の放送
2016年4月9日放送 「しいたけ」
今回注目する食材は、大分県佐伯市の肉厚なしいたけ“花どんこ”。そのおいしさの秘密を求めて、『つきぢ田村』三代目・シェフと女優の映美くららさんが、現地を訪れる。
田村シェフと映美さんが訪ねたのは、佐伯市に住むしいたけ作りの匠、磯貝昭生(あきお)さん、アツ子さん夫妻。全国の品評会で農林水産大臣賞を受賞している磯貝さんが作る乾しいたけは、“花どんこ(冬菇)”とよばれる最高級品で、肉厚かつ大ぶりなのが特長だ。
磯貝さんの栽培方法は、“原木”とよばれる樹木からしいたけを作る“原木栽培”。しいたけ作りは初体験の2人、磯貝さんに一から育て方を教えてもらうと共に、収穫のお手伝いに大奮闘する。
実は、磯貝さんのしいたけがおいしく育つ秘密は、“凍結”にあるという。なんと冬の間、磯貝さんは何度も原木を凍らせているというが、いったいどうして凍結することでしいたけのおいしさが増すのか、番組では科学的な視点から検証していく。
収穫作業を終えた2人は、磯貝さん夫妻から、煮しめをアレンジした“しいたけの煮しめの唐揚げ”などをご馳走になって大満足!
さらに、地元の料理コンクールでグランプリを獲得したという、アツ子さん自慢の料理“しいたけドリア”にも感激する!
しいたけに情熱を注ぐ夫妻の姿に感動した田村シェフは、感謝の思いを込めて、肉厚のしいたけをカツに見立てた“タレカツ丼”を作る。家庭でもマネできるワザが満載の“タレカツ丼”、はたしてその味は…!?
さらに、東京に戻った田村シェフは、磯貝さんが作った花どんこを使った極上の一皿を披露!
平成22年、“現代の名工”として厚生労働大臣に表彰された田村シェフは、いったいどんな絶品しいたけ料理を作り出すのか…!?
- 今回のシェフ・レポーター
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映美くらら(女優)
(つきぢ田村 三代目)
- 地元の匠
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磯貝昭生さん アツ子さん
- 今回登場した料理
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磯貝アツ子さん
「しいたけの煮しめのから揚げ」磯貝アツ子さん
「しいたけドリア」シェフ
「花どんこのタレカツ丼」シェフ
「大福椎茸甘酢あんかけ 鮑添え」
『しいたけ』
- 刺激がカギ!?しいたけの不思議な生態とは…
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キーワードは「凍結栽培」
「雷が落ちた木には、しいたけがよく生える」って
聞いたことありません?
しいたけの生態は、まだ謎が多いのですが
しいたけ菌は、様々な刺激を受けると
しいたけを作る準備を始めます。
中でも影響があるといわれているのが、低温の刺激。
冬の間、スプリンクラーで水を撒き、
ホダ木を凍らせると、しいたけ菌が働きだし、
春に大きなしいたけをたくさん作る、と考えられています。
また、ホダ木に衝撃を与えたり
トラックで運ぶ振動なども、しいたけを作るきっかけになると
言われているのです。