過去の放送

2016年2月27日放送 「ヤリイカ 〜青森県鰺ヶ沢町〜」

『冬が旬、青森県鰺ヶ沢のヤリイカ』ロケ地:青森県 鰺ヶ沢町

今回注目する食材は、青森・鰺ヶ沢産の“ヤリイカ”。本場・スペインのパエリア国際大会で何度も優勝した経験を持つスペイン料理シェフ・葉山馨一さんと真琴つばささんが産地を訪れる。

イカの名産地として知られる、鰺ヶ沢。まず2人が訪れたのは、イカ焼きの店“七里長浜きくや商店”。映画にもなったブサカワ犬“わさお”がいる店だ。名物女将の菊谷節子さんが炭火で焼いているのは、スルメイカの一夜干し。2人は肉厚でうま味抜群のイカ焼きを堪能するが、菊谷さんによるとこの季節、もっとおすすめのイカがあるという。それは冬に旬を迎える、ヤリイカ。特に今は卵を持っているので、とてもおいしいという。

そこで2人は、鰺ヶ沢漁港へ。鰺ヶ沢で最年長のイカ漁の匠・長内慶一さん一家と出会い、とれたてのヤリイカを刺身にしてもらう。鰺ヶ沢では、一味としょうゆをかけて味わうのがスタンダードだという。味わった2人は、新鮮でコリコリした食感に感動しきり。

その後、長内さんたちから「パエリアを食べたことがない」と聞いた葉山シェフは近所の店を借りて、長内さんをはじめとする漁師たちと菊谷さんに、鰺ヶ沢のヤリイカをたっぷり使った“魚介のパエリア”をふるまうことに。
シェフは、一度に20人前を作ることができる直径60センチのパエリア鍋を用意!秘伝のブイヨンを使って炊き上げるが、トッピングのイカにも一工夫。はたしてパエリア世界一に輝く葉山シェフが、鰺ヶ沢で作り上げた特製パエリアとは…!?

また、凍てつく海で働く漁師たちに温まってもらうべく、シェフはもう一品“カステジャ風ニンニクと生ハムのスープ”も作る。身も心も温まるスープに、集まった人々は大喜び!鰺ヶ沢の人々をうならせた、絶品スープの作り方とは…!?

今回のシェフ・レポーター

真琴 つばさ(歌手・女優)
葉山 馨一(銀座エスペロ 総料理長)

地元の匠

長内慶一さん(ヤリイカ漁師)

地元の店

「七里長浜 きくや商店」
青森県西津軽郡鰺ヶ沢町大字南浮田町字美ノ捨59-19
TEL:0173-72-6766

「たきわ」
青森県西津軽郡鰺ヶ沢町本町199
TEL:0173-72-7531

今回登場した料理

葉山馨一シェフ
「肉のパエリア」

葉山馨一シェフ
「魚介類のパスタのパエリア」

たきわ 滝渕多美子さん
「ヤリイカの刺身」

葉山馨一シェフ
「魚介のパエリア」

葉山馨一シェフ
「カステジャ風ニンニクと生ハムのスープ」

葉山馨一シェフ
「ヤリイカの詰め物 ウニソース」

『ヤリイカ』

おいしさの秘密は“冬の産卵”

鰺ヶ沢周辺の海は、水温と水深がヤリイカの産卵に適しているといわれ、冬になると、たくさんのヤリイカが集まってくるのです。
産卵のために、ヤリイカが集まる。鰺ヶ沢沖は、恵まれた天然の漁場なのです。