過去の放送

2016年1月9日放送 「大根」

『富士山の麓で育つ極上大根』ロケ地:静岡県三島市

今回注目する食材は、冬に旬を迎える“三島大根”。富士山のふもと、静岡県三島市で栽培されている“三島大根”のおいしさの秘密を求めて、中華料理の達人・脇屋友詞シェフと真琴つばささんが産地を訪れる。

脇屋シェフと真琴さんが訪ねたのは、三島市で4代、100年以上にわたって大根を作っているという生産者・本間国昭さん(65)一平さん(34)の畑。そもそも三島大根とは、“箱根西麓三島野菜”のひとつで、箱根西麓三島野菜とは箱根の西側、標高50メートル以上の斜面に広がる畑で作られる野菜のことを指し、品質の高さで評判をよんでいる。
2人は、漬物用の大根を干している本間さんに出会い、お手伝い。実は、古くからこの地はたくあん作りで有名で、本間さんによると、漬物用の大根と通常の料理に使用する青首大根は品種が違うという。
それを聞いた2人は青首大根の畑にも連れて行ってもらい、畑から抜いて生で食べさせてもらったところ、その水分の多さと甘さにビックリ!三島大根の甘さとみずみずしさを育む気候の秘密や、おいしいタイミングを逃したくないという本間さんの収穫作業でのこだわりを探るが…!?
その後、2人は本間さんファミリーが作ってくれた大根料理の数々でもてなしを受け、味わい深い料理の数々に大喜び!さらには、箱根西麓三島野菜を使ってメニューを考案しているビストロへも足を延ばし、三島大根の丸々1本のおいしさを焼いて引き立てる“大根のロースト”を味わって、感動する。

そんな大根のおいしさに感心した脇屋シェフが、本間さんの大根を使って、恩返しレシピをふるまう。煮込んで甘さを最大限に引き出した“中華のふろふき大根”をはじめ、大根のお粥…など、大根づくしとなる中華メニューだ。はたして中華の匠・脇屋シェフは、どのような“技”を見せてくれるのか…!?
さらに、都内の脇屋シェフの店でも、三島大根を使ったスペシャルメニューを披露!いったいその絶品レシピとは…!?

今回のシェフ・レポーター

真琴つばさ(歌手・女優)
脇屋友詞(トゥーランドット臥龍居 オーナーシェフ)

地元の匠

本間国昭さん・一平さん(三島大根生産者)

小川正道シェフ(gawa Mishima)

地元の店

「gawa Mishima」
静岡県 三島市 北田町 1-13
TEL:055-972-5040

今回登場した料理

小川正道シェフ
「大根のロースト」

脇屋友詞シェフ
「三島大根とたらの白子の香り焼き」

脇屋友詞シェフ
「心も体もあたたまる脇屋流大根粥」

脇屋友詞シェフ
「大根餅の大根鍋」

『大根』

三島大根のおいしさの秘密

甘く、みずみずしい三島大根を生み出すのが、箱根西麓の気候。
標高が高く、夜中から朝にかけて気温が下がるので、
大根は寒さに耐えるため糖分を蓄えます。

また霧も発生しやすいため、
大根はその水分を吸収してみずみずしくなると言います。