過去の放送
2015年11月28日放送 「ゆず」
今回注目する食材は、和食に彩りと香りを添える“ゆず”。
ゆず独特の香りの秘密を探るため、パティシエのサントス・アントワーヌシェフと大沢あかねさんが、京都・水尾を訪ねる。
フランス出身のサントスシェフは、来日して22年。日本が大好きで、ゆずのことも「香りがよく、HAPPYにしてくれる!」と表現。和食料理で初めてゆずに出会ったときは、フランスの果実にはないその香りにビックリしたと話す。
まず2人が訪れたのは、京都の老舗和菓子店“鶴屋吉信”。ここではゆずを使った名物“柚餅(ゆうもち)”をいただき、ゆずのさわやかな香りと餅の柔らかな触感を堪能する。
その後、保津峡を越え、ゆずの里といわれる水尾へ。栽培の匠・村上和彦さん(63歳)に出会い、収穫を手伝うことに。匠に聞いた、水尾のゆずがおいしく育つ理由とは…!?
さらに、村上さんが営む料理店“直八(なおはち)”で、ゆずづくしのコースをごちそうになる。メインの“鶏すき焼き”は大根おろしにゆずの果汁を加える、ゆず好きにはたまらない絶品鍋だ。
料理を満喫したサントスシェフは、お礼に村上さんの家で、ゆずを使ったスイーツを制作!
秋をモチーフにした、その極上スイーツとは…!?
さらに、都内のサントスシェフの店で、シェフがゆずを使ったチーズケーキの新作を披露する…!
- 今回のシェフ・レポーター
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大沢あかね
サントス・アントワーヌ(エコール・クリオロ)
- 地元の匠
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村上ひとみさん
- 地元の店
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「柚子の里 直八」
京都市右京区嵯峨水尾岡ノ窪町19番
TEL:075-882-7456
- 今回登場した料理
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村上ひとみさん
「鶏すき焼き」サントス・アントワーヌシェフ
「秋の柚子 yuzu d‘automne」サントス・アントワーヌシェフ
「濃いチーズケーキ 柚子味」
『ゆず』
- ゆずの香りの秘密「皮の粒々」
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ゆずやすだち、かぼすなど、酸味が強い柑橘類を香酸柑橘(こうさんかんきつ)といいますが、ひとつひとつ個性的な香りを持っています。このもとになるのが、柑橘類の皮にある小さな粒々。これを油胞(ゆほう)といい、その名の通り、香りのいい精油を含んでいます。
さわやかな酸味とともに、食べる前から食欲を刺激するゆずの香りは和食の美味しさを引き立ててくれます。