過去の放送

2015年10月17日放送 「サンマ」

『目利きが教える 旬のサンマ』ロケ地:宮城県気仙沼市

今回注目する食材は、“気仙沼のサンマ”。東京・広尾のイタリア料理の名店“アクアパッツァ”の日高良実シェフと生田智子が、宮城・気仙沼へ。日高シェフも信頼を寄せる“魚の目利きのプロ”を訪ね、サンマのおいしさの秘密を探る。

2人がまず訪れたのは、気仙沼の魚市場。そこに買い付けに来ていたのが、気仙沼で創業80年の鮮魚店“磯屋水産”の3代目、安藤竜司さん。魚の目利きとして超一流の安藤さんが現在、最もおススメするのがサンマだ。今年は海水の温度が高かったせいか、旬が遅れ、脂の乗ったおいしいサンマが今、あがっているという。

さっそく脂の乗ったサンマの見分け方を教えてもらった生田は、目利きのプロならではのチェックポイントにビックリする。はたして、その見分け方とは…!?

その後、2人は地元ではサンマをどう料理するのか教えてもらうため、安藤さんの母・明子さん(72歳)のもとへ。明子さんがふるまってくれたのは、“塩焼き”“すり身汁”“ぬた”といった定番の家庭料理。2人は、新鮮なサンマを使った地元の定番料理の数々に大喜び! 番組では、日本人の知恵がつまった調理法“すり身”がおいしい理由を、科学的な視点から分析する。

サンマ料理をごちそうしてくれた安藤さんファミリーへの感謝をこめて、魚介のスペシャリストである日高シェフが、本領発揮! 気仙沼のサンマ、カツオ、サバを使って、店名にも掲げている“アクアパッツァ”を披露する。気仙沼の魚の味わいを引き出す、日高シェフの“匠の技”とは…!? さらにもう1品、シェフは簡単なサンマ料理を紹介! いったいそれはどんな一皿なのか…!?

後日、気仙沼から戻った日高シェフは、広尾の店でもう1品、スペシャルなレシピを公開! 今回は、気仙沼の家庭料理からシェフが教える絶品メニューまで、サンマのさまざまな味わい方をたっぷり紹介していく。

今回のシェフ・レポーター

生田智子(女優)
(アクアパッツァ オーナーシェフ)

地元の匠

安藤竜司さん(磯屋水産)

地元の店

「磯屋水産」
〒988-0021 宮城県気仙沼市港町1-3
TEL:0226-23-1758

今回登場した料理

安藤明子さん「サンマのつみれ汁」

安藤明子さん「サンマのぬた」

日高良実シェフ「サンマのコンフィのパスタ」

日高良実シェフ「気仙沼の3種のアクアパッツァ」

日高良実シェフ「サンマの洋風かば焼き丼」

日高良実シェフ「炙りサンマの冷製パスタ」

『サンマ』

おしりの赤いサンマが美味しい!?

キーワードは「オキアミ」

サンマの大好物は動物性プランクトンのオキアミです。
栄養価がとても高く、EPAやDHAなど、体にいい不飽和脂肪酸や
アスタキサンチンをたっぷり含んでいます。

オキアミがピンク色に見えるのはこのアスタキサンチンの色。

このオキアミをたっぷり食べているから脂が乗ったサンマはおしりが赤く見えると匠は言います。
解凍した時にでる、赤いドリップとは別物。
あくまで、新鮮なサンマのお話です。

サンマを味わう日本人の知恵

魚とともに暮らしてきた日本人は、さまざまな調理法も編み出してきました。
そのひとつが、すりつぶした魚を練って作る練り物。
食べやすく、ぷりぷりした食感は、焼き魚や煮魚では味わえません。

気仙沼のお母さんが作ってくれたすり身もそんな日本人の知恵が詰まった練り物のひとつ。

サンマと一緒に練り込む味噌が、うま味の相乗効果を生み出し深い味わいに。
しかも高タンパク低脂肪で、とってもヘルシーです!