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2015年9月26日 「天然きのこ」

『秋の味覚 天然きのこ』ロケ地:山梨県 甲府

今回取り上げる食材は秋の味覚、きのこ。
大沢あかねさんときのこを知り尽くした山岡昌治シェフ。きのこ採りの匠、神宮司孝之さんを訪ね、匠の案内で、山できのこ採り。きのこ探しのポイントや山岡シェフから調理のコツを教わる。

神宮司さんの経営するロッジを訪ねると、そこにも色とりどりの きのこがずらり。椎茸の原木栽培をはじめ、自然に近い形で育てているきのこまで。貴重な天然きのこを炭焼きにして食べる。

神宮司さんの両親と兄が切り盛りする寿司割烹“朝日屋”でも、おススメ料理を味わう。中でも、お母さんが作る“香茸(こうたけ)ご飯”は、乾燥させた香茸とだし汁を米に混ぜただけ。幻のきのこといわれる香茸は、いったいどんな味わいなのか…!?
また、山岡シェフも椎茸を使った料理を披露!きのこを愛してやまないフレンチの匠が見せてくれる匠の技とは…!? さらに番組では、科学的な視点からきのこのうま味成分を徹底分析していく。

今回のシェフ・レポーター

大沢あかね
山岡昌治(マッシュルーム)

地元の匠

神宮司年一シェフ

地元の店

「朝日屋」
山梨県笛吹市御坂町栗合104
TEL:055-262-3245

今回登場した料理

香茸(こうたけ)ご飯

天然きのこ汁

原木椎茸
天然キノコの白味噌クリーム焼き

天然キノコのブイヨンスープ 香草風味

『原木椎茸』

原木椎茸がおいしい理由

椎茸の代表的なうま味成分は「グア二ル酸」
実は、栄養をたっぷり与えられる人工栽培のきのこの方がこのうま味成分をたくさん含んでいるのです。
では、なぜ原木栽培や天然きのこをおいしく感じるのか、それは人工栽培に比べ、ゆっくりと育つので、歯応えが増すと考えられているから。

美味しさの秘密、キーワードは70℃

椎茸のうま味・グアニル酸は、シイタケを加熱する時、酵素の働きで生まれます。
この酵素が最もよく働く温度が70℃。
シイタケの中心に水が出てくるくらいの温度、
70℃の低温で加熱することで椎茸のうま味をたっぷり引き出した。椎茸をゆでる時、水からゆでた方がいいのも同じ理由。酵素が働く70℃付近を、ゆっくり通過するとうま味がアップする。