過去の放送

2015年8月29日放送 「アワビ」

『南房総の海の宝石 アワビ』ロケ地:千葉県・南房総市

今回取り上げる食材は「アワビ」。
女優の櫻井淳子さんと、フレンチの巨匠・吉野建シェフが、千葉県南房総市を訪ねる。
ここ南房総で獲れるアワビの特徴は、肉厚で大きいこと。一体なぜ、大きく立派に育つのか?
2人は、その理由を探しに地元の海女夫婦を訪ねる。
その後、地元の海女に人気の磯料理店へ。
海沿いにあり磯料理が得意な南房総の匠と、グランシェフの技が詰まったそれぞれの極上のアワビ料理とは?

今回のシェフ・レポーター

櫻井淳子(女優)
(レストラン タテル ヨシノ パートナーシェフ)

地元の匠

赤塚太郎さん(「磯料理 みずるめ」板長)

地元の店

「磯料理 みずるめ」
千葉県南房総市白浜町白浜627
0470-38-2076

今回登場した料理

赤塚太郎さん「アワビの葛打ちそうめん」

吉野建シェフ「アワビのフレンチ丼」

吉野建シェフ「アワビのコニャック風味のクリーム煮」

『南房総のアワビ』

1.南房総のアワビのおいしさの秘密
キーワードは「潮の流れ」

アワビは、岩の表面を移動して、藻や、海藻の切れ端などを食べて育ちます。
南房総沖には、カジメ、アラメなど、アワビが大好きな海藻が豊富なのですが、潮の流れが緩いと、アワビは登って食べることはできません。
南房総は、潮の流れが速くなることが多いため、海藻がなびいて横倒しになり、エサをたっぷりと食べられるため、肉厚で大きなアワビが育ちやすいのです。

2.アワビのおいしさの秘密
キーワードは「コラーゲン」

アワビには、コラーゲンが豊富に含まれています。
お刺身のコリコリとした歯ごたえは、コラーゲンのおかげ。
コラーゲンは加熱すると、やわらかいゼラチンに変化します。
なので、調理法によってコリコリとした食感と柔らかい食感が楽しめるのです。