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2015年8月8日 「〜愛知県安城市 そうめん〜」

『安城市の和泉そうめんに出会う』ロケ地:愛知県安城市

今回取り上げる食材は「そうめん」。
俳優の篠山輝信さんと、KIHACHI創業者の熊谷喜八シェフが、愛知県安城市を訪ねる。
和泉そうめんの特徴は、つるつるの食感と半生に戻した麺。一体なぜつるつるの食感が生まれるのか?2人はその理由を探しに製麺所を訪ね、そうめんが作られる様子を見学する。また、麺つゆに使われている地元の調味料“白しょうゆ”の醸造所も訪ねる。
そこで、喜八シェフが地元のそうめんと白しょうゆを使ってそうめん料理を作る。KIHACHI流のそうめん料理とは、どんな味に仕上がるのか?

今回のシェフ・レポーター

篠山輝信(俳優)
熊谷喜八(KIHACHI 創業者)

地元の匠

間杉秀昭「間杉手延製麺所」

地元の店

「間杉手延製麺所」
愛知県安城市和泉町中北110
TEL:0566-92-2711

今回登場した料理

間杉家の「和泉そうめんと白しょうゆを使った麺つゆ」

熊谷喜八シェフの「ココナッツミルクで食べるタイ風和泉そうめん」

熊谷喜八シェフの「和泉そうめん夏野菜ソース色々」

『和泉そうめん』

1.和泉そうめんのおいしさの秘密
キーワードは「細く長く」

和泉そうめんの特徴のひとつシコシコとした麺の“コシ”、その正体はタンパク質の一種『グルテン』です。小麦粉に水を加えてこねることで、弾力と粘り気のあるグルテンができます。この生地をさらにこね、匠の手により3m50cm近く延ばすことで、麺のグルテン構造が密になり、強いコシが生まれるのです。

2.和泉そうめんのおいしさの秘密
「そうめん風」がつるつるの食感を生む

毎年、梅雨から夏にかけて、夕方になると、三河湾から安城市に向かって海風が吹いてきます。この風を地元では『そうめん風』と呼んでいます。程よく湿気を含んだ海風は、乾燥したそうめんの表面に再び水分を与え、半生の状態に戻します。これが和泉そうめん伝統の「半生戻し」。海風を浴びたそうめんは表面がなめらか。だから、和泉そうめんは、つるつるの食感になるのです。