過去の放送

2015年6月6日放送 「塩〜石川県・能登半島〜」

『能登が育てた極上の塩』
ロケ地:石川県・能登半島

今回取り上げる食材は能登の塩。
元フィギュアスケート選手・浅田舞さんと世界的パティシエ・シェフがまず訪れたのは、金沢市の老舗和菓子屋。こだわりの餡には「隠し味」として能登の塩が入っており、塩が餡の甘さをより引き立てているという。

その塩の秘密を探しに能登半島へ。そこでは、400年以上の歴史を誇る“揚げ浜式”という塩づくりが行われていた。塩職人・角花豊さんの塩を味見してみると、しょっぱさの中に角の立っていない丸みを感じた。その格別な味わいをもたらしているのは、“海のミネラル”、にがりだという。

そして、輪島初のフレンチレストランへ。8種の塩を使い分ける池端シェフは、塩の持つ効果を最大限に生かした極上の2品をふるまう。また、世界的に活躍するパティシエ・シェフが作り出す、極上の塩スイーツとは!?

今回のシェフ・レポーター

浅田舞(元フィギュアスケート選手)
(パティシエ)

地元の匠

池端隼也シェフ

地元の店

「L’Atelier de NOTO(ラトリエ・ドゥ・ノト)」
石川県輪島市河井町4-142
TEL:0768-23-4488

今回登場した料理

池端隼也シェフ「丸ごとエダマメ」

池端隼也シェフ「能登牛の塩釜焼き」

シェフ「アシェット舞」

シェフ「塩キャラメルのロール」

『能登の塩』

1.おいしさの秘密は「にがり」

にがりにはもともと海水に含まれていた、マグネシウムやカリウムなどミネラルが濃縮されています。
角花家の塩の結晶の表面には、こういったミネラルがわずかに残っていて、ただ塩っぱいだけではない独特の風味を生んでいると考えられます。

2.おいしさを引き立てる隠し味「塩」の効果

「スイカにお塩をふると、甘くなる」といいますよね? 塩には、甘味を強く感じさせる「味の対比効果」があり、 和菓子の餡を作るときに隠し味に塩を入れると、全体の味を引き締め、砂糖の甘みを引き立ててくれるんです。