過去の放送

2015年4月25日放送 「アサリ〜愛知県・三河湾〜」

『三河湾のアサリに出会う』ロケ地:愛知県三河湾

プロフィギュアスケーター・村主章枝さんと、中華料理界の革命児と呼ばれる脇屋友詞シェフが、愛知県・知多郡の市場「魚太郎」を訪れる。三河湾の魚介類が並ぶ市場の中でもこの時期の一番人気は三河湾産のアサリ。産卵を控えた春のアサリはうま味たっぷりという。そんな市場では店員からアサリの意外な目利きを教えてもらう。

そして村主さんと脇屋シェフはアサリ漁の現場を見学。漁師である山下金三さん(79歳)と家田治さん(80歳)は“腰マンガ漁”という伝統の手掘り漁を60年以上も続けているという。重い漁具を持たせてもらい、その過酷さを痛感する 2人…。アサリ漁を体験した2人は、三河湾産の極上アサリ料理が食べられるという岡崎市のフレンチレストランへ。
地元・三河の食材を知り尽くした田野岡シェフと中華料理の世界に革命を起こした脇屋シェフのワザが、技が詰まった極上のレシピを披露!!

また、なぜ三河湾のアサリはおいしいのか…!? その秘密をナビゲーター・草野満代が科学的に解説。科学と調理の見事な融合を発見していく。さらに脇屋シェフが三河のアサリを使って作った、とっておきの中華料理を草野が試食。はたしてその絶品アサリ料理とは…!?

今回のシェフ・レポーター

村主章枝(プロフィギュアスケーター)
脇屋友詞シェフ(トゥーランドット臥龍居オーナーシェフ)

地元の匠

田野岡眞之シェフ/
Lois de la nature ロワ・ドゥ・ラ・ナチュール

地元の店

Lois de la nature ロワ・ドゥ・ラ・ナチュール
愛知県岡崎市戸崎町字上り場13-3
TEL&FAX 0564-53-6601

今回登場した料理

田野岡シェフ「三河湾のアサリと地元春野菜のジュレ」

脇屋シェフ「三河湾アサリのみそチャーハン」

脇屋シェフ「アサリとゴボウのスパイシースープ麺」

『アサリ』「アサリ」はうま味成分と栄養の宝庫

1.三河湾のアサリの美味しさの秘密!?

普段、アサリは海の中でプランクトンなどを食べ生きています。しかし、潮が引くとエサを食べることができなくなるので、体内に蓄積していたグリコーゲンという物質をエネルギーに変えて生き延びています。
このグリコーゲンを消費する時に出来るのが、コハク酸という成分。このコハク酸こそ、私たちがアサリを食べたときに美味しい、と感じる貝のおいしさなのです。

春の三河湾では、一日およそ4時間も干潟が現れ、アサリはコハク酸を体内に溜め込みます。そのため三河湾のアサリはおいしいと言われています。

2.アサリの砂抜き時にハチミツを少々塩水に加えるとおいしさがUP!?
アサリのおいしさのもとは“コハク酸”という成分。
このコハク酸の材料となるのが、実はブドウ糖。
アサリはブドウ糖からコハク酸を作り出すため、砂抜き時にハチミツを少々使うと、貝のおいしさが増すのです。