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五感で楽しむ音楽会 2019 ~LIVE TOGETHER CONCERT~
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 10月26日(土)、品川区立総合区民会館「きゅりあん」8階大ホールにて、障がいのある方もない方も楽しめる入場無料のクラシックコンサート「五感で楽しむ音楽会 2019 ~LIVE TOGETHER CONCERT~」を開催しました。「トゥレヴァン・コンチェルト」や一昨年の創立40周年記念「LIVE TOGETHER!」を継承した、テレビ朝日福祉文化事業団の障がい者福祉の大きな催し物です。
 障がいのある方々にも会場で音楽を楽しんでいただけるよう、盲導犬の入場のほか、手話通訳、字幕、抱っこスピーカーやヒアリングループの設置など様々な鑑賞サポートをご用意しました。障がいのある方の会場内誘導は、帝京高等学校JRC部の生徒さんがボランティアとしてご協力してくれました。当日は秋晴れの好日となり、大ホールがほぼ満席となる約900名のお客様にご来場いただきました。

 第1部は、視覚障がいを持ちながらも世界的に活躍するヴァイオリニストの川畠成道さん、18歳の異才ピアニスト紀平凱成さんの演奏を堪能し、心に響くコンサートとなりました。
 紀平さんは、感覚過敏と闘いながら今年デビューしたばかりの新進気鋭のピアニストです。それだけに紀平さんの演奏を期待して来られているお客様も多く、「やっと聴くことができた」「感動した」との感想がありました。紀平さん作曲のオリジナル曲も演奏し、「すごい音楽」「神様からの贈り物」と感嘆の声を数多くいただきました。
 昨年に続き今年も出演していただいた川畠さんの繊細で厚みのあるヴァイオリンの音色には、「落涙した」「崇高な音に魅せられた」と感激の声を頂戴しました。アンコールとして演奏されたディニク作曲「ひばり」では、「ひばりのさえずりと空を飛んでいる様子がわかった」「心が洗われる感じ」「圧倒的な音楽性とテクニックに異空間の世界を堪能した」と、大絶賛される方が数多くいらっしゃいました。
 障がいを乗り越えて活躍するアーティストの見事な演奏に触れていただき、障がいのある方にも勇気と元気を与える第1部となりました。

 第2部は、視覚や聴覚に障がいを持つ方も音楽を楽しめるような工夫を凝らした「五感で楽しむブラスアンサンブル」。東京藝術大学出身のプロオーケストラ奏者を主体として結成されたブラスアンサンブル・ゼロによる演奏と映像とが共演するステージです。
 オープニング曲は、会場全体を活用し客席に下りた演奏者が一人ずつ音を出す「音のリレー」。目を閉じていても、聴覚に障がいがある方でも、演奏者の位置と音の振動、ホールの広さなどを体感していただくことができました。
 続いて、東京藝術大学COI拠点の開発した「OtOmi(オトミ)」というアプリを利用し、演奏される楽器の音を映像化して大型スクリーンに映し出しました。音の高低や大きさによって画像が生き物のように変化します。ろう学校の児童にステージに上がっていただき、楽器一つずつの音と映像を見ていただき、実際にブランデンブルグ協奏曲「第3番」を演奏者の間近で聴いていただきました。音の振動も感じられ、まさに「五感で楽しむ」演奏となりました。
 4曲目では、聴覚障がいのある11歳のバレリーナ菊池海麗さんに、ブラスアンサンブル・ゼロの生演奏に合わせて踊っていただきました。この日のために練習を積んできた菊池さんの見事なバレエに、「素晴らしい」「感動した」「優雅だった」との感想を頂戴しました。実は、司会の下村彩里アナウンサー(テレビ朝日)はバレエ留学をしたこともあるバレエ経験者です。バレリーナにとって「タリスマン」という誤魔化しがきかない難しい曲に11歳で挑戦し、聴覚に障がいを持ちながらも生演奏にぴったり合っていた菊池さんの踊りにたいへん感動していました。
 最後に、第1部に出演した川畠成道さん、紀平凱成さんにも加わっていただき、全員で「花は咲く」を演奏、会場のお客様も一緒に合唱しました。歌いながら涙しているお客様もいらっしゃいました。音楽を鑑賞するだけでなく、会場みんなで作り上げるその光景は「五感で楽しむ音楽会」に相応しいものでした。曲が終わると、大きな拍手が鳴り響いていました。

 ロビーでは、「五感で楽しむデバイス展」と題し、最新技術を利用して五感で音や映像を楽しむことができるデバイスをご紹介しました。
 昨年に引き続き、音と一緒に振動を伝える抱っこスピーカー「ハグミー」の体験ブースを設け、コンサート中の貸し出しも行いました。聴覚障がいの方から「抱っこスピーカーを利用することで、独奏で一つ一つの楽器の面白さを味わえた」との感想がありました。コンサート第2部でも使用した東京藝術大学COI拠点が開発したアプリ「OtOmi(オトミ)」と、AR技術を使って動物の鳴き声で遊ぶアプリ「この音なあに?」を実際に触れていただくブースも設けました。また、聴覚障がいの子どもたちに向けた音楽教育デバイス「Palm Beat(パームビート)」をご紹介させていただきました。
 さらに、アートユニットMATHRAXの製作した「いしのこえ」を展示。机の上に並んだ石に触れることで音が奏でられる作品に触れたお客様からは、「なぜ音が出るのか不思議」「新感覚な驚き」といった感想を多く頂戴しました。

 テレビ朝日福祉文化事業団は、障がい者福祉のため、また社会福祉法人の地域社会への貢献が望まれる今、未来へ向けての新しい一歩となるよう、今後もこのような取り組みを継続していきたいと思います。出演者の方々をはじめ、ご賛同くださいました協賛各社、ご協力いただきました関係各位、そして当日ご来場のお客様に深く感謝申しあげます。

五感で楽しむ音楽会 2019 ~LIVE TOGETHER CONCERT~
プログラムはこちら

来場者の感想(抜粋)

★とても意味と意義のあるユニバーサルを実現した素晴らしいコンサートでした。

★普通のコンサートと違う趣向でとても楽しめた。

★五感が研ぎ澄まされた感覚です。ぜひとも今後の情報を知りたいと思います。

★障がいのある人も音楽を楽しめてよかった。

★はじめてだっこ型スピーカを利用したが音楽だけでは不十分な面を補助してくれる面はすごくよかった。

★無料でここまで良質な音楽を聴ける貴重な機会でとても満足でした。障がいのある方も小さなお子様も一緒に楽しめる素敵な企画をありがとうございました。

★子どもが聴覚障がいのため、視覚的に音楽を楽しむことができたようでよかったと思います。

★障がい者も自由に芸術を楽しめるすばらしい企画。ありがとうございました。

★人工内耳の手術をして1年になります。15年ぶりぐらいで生の演奏を聴けて楽しかったです。

★案内係がいたるところにおり、細かくサポートしている様子に感動した。

★川畠さまのヴァイオリンは語るよう歌うよう音色にうっとりしてしまい聴きたかったので本当に幸せです。

★川畠さんの素晴らしい音色に感激しました。思わず涙が出てきました。

★紀平さんがすごい。音のピュアさに涙が出てきた。こんな経験初めて。

★素晴らしいの一言。若い才能も素晴らしい。

★非常に素晴らしい催しだったと思います。初めてでしたがこれからも幅広く色々な場所機会での開催があればと思います。

★最後に客席も一緒に花が咲くが合唱できてうれしかった。ありがとうございました。プログラムも最高でした。クラシックからバレエまでいろいろ楽しめました。

★素晴らしい演奏をありがとうございました。福島から参りましたが、期待してた以上のすてきな演奏にすっかり魅了されております。皆様のご活躍をお祈りしております。

★このようなコンサートは初めてでとても楽しく新鮮に感じました。映像付きのコンサートなんてとても面白かったです。

★AIやデジタルのテクノロジーを使ってどんどんインクルージングなエンターティメントや場所を作って行ってください。

★障がいのある方のためにもそうでない者にとっても今後も長くつづけていただけることを願います。

日時:令和元年10月26日(土)
場所:品川区立総合区民会館「きゅりあん」8階大ホール
主催:テレビ朝日福祉文化事業団
共催:東京六本木ライオンズクラブ
後援:品川区・東京都社会福祉協議会・品川区社会福祉協議会・テレビ朝日
協力:東京藝術大学COI拠点・YURI Ballet School・帝京高等学校JRC部
特別協賛:(株)竹中工務店・ダイダン(株)
協賛:ALSOK東京(株)・(株)伊佐梅・(株)大塚商会・(株)関電工・(株)コマデン・(株)シービーエス・(株)台東サービス・(株)テルミック・(株)東京美術・富士ゼロックス(株)・富士通(株)・(株)ミヤギ・横浜エレベータ(株)東京支店

天皇杯 第47回日本車いすバスケットボール選手権大会
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Photo by JWBF/フォトサービス・ワン

 新天皇即位後、初めてとなる「天皇杯 第47回日本車いすバスケットボール選手権大会」が、5月10日から3日間の日程で、東京・調布市の「武蔵野の森総合スポーツプラザ」で開催され、全国から勝ち上がった強豪8チームが、日本の頂点を目指して激戦を繰り広げました。
 2018年に天皇杯が下賜(かし)された本大会は、全国の選手が目標とする国内最高峰の選手権です。2019年大会に向けては昨秋、甲信越ブロックを皮切りに全国10のブロックで計59チームが参加して1次予選が始まり、4月に東日本、西日本に分かれて2次予選を開催。その結果、本大会への出場を勝ち取ったのは2次予選のそれぞれ上位3チームと、前回優勝の「宮城MAX」(東北ブロック)、準優勝の「NO EXCUSE」(東京ブロック)の全8チームです。会場の「武蔵野の森総合スポーツプラザ」は2020年の東京パラリンピックでも車いすバスケットボールでも使用されます。
 注目度が高まっているパラスポーツですが、特に、車いすバスケットボールは競技用車いすを巧みに操作して選手が激しくぶつかり合うため、動きやパスのスピード感、攻防の熾烈さからも人気が高く、花形競技の一つです。さらにこの天皇杯の出場チームには日本代表を経験している選手も数多く、ハイレベルのプレーが続出します。使用コート、リングの高さなどは一般のバスケットボールとほぼ同じですが、障がいのレベルに応じて各人の持ち点があり、コートに出ている5人の合計持ち点が定められています。2017年から女子選手、2018年からは健常者が選手登録可能となりましたが、この持ち点制に従うことで障がいの有無、軽重、男女を問わず出場できるようになっています。
 3日間のトーナメント戦を制し、令和初の天皇杯という栄光に輝いたのは、「宮城MAX」(東北ブロック)。日本代表のエース・藤本怜央選手らがよく引っ張って1回戦、準決勝を勝ち進み、最終日の決勝へ。藤本選手に加え、土子大輔選手、女子日本代表の藤井郁美選手らも得点を重ね、初優勝をかけて挑んだ「埼玉ライオンズ」(関東ブロック)を抑え込み、71対35で下しました。「宮城MAX」は前人未到の11連覇を達成、王者の貫禄を示したかたちとなりました。
 「天皇陛下御即位記念」とも銘打った今大会。2020年の東京パラリンピックを目前にして、いよいよ白熱した試合が連日繰り広げられ、今大会の観客は延べ約11,000人に及び、高い人気を裏付けました。障がいを乗り越え、また障害の有無、程度も超えて、チームの勝利に向けて一丸となってプレーする選手の皆さんの姿は、多くの人々に勇気と感動を与えたばかりか、試合内容のレベルの高さは東京パラリンピックへ向けて一層の期待を高めたことと確信します、参加したすべての選手の皆さんに感謝するとともに、今大会の成功に注力された主催、後援、協賛、サポーター各社、ボランティアスタッフの皆さんにもお礼申し上げます。

 優勝「宮城MAX」(東北ブロック)/準優勝「埼玉ライオンズ」(関東ブロック)/3位「ワールドバスケットボールクラブ」(東海北陸ブロック)

日時:2019年5月10日~12日
場所:東京・調布市「武蔵野の森総合スポーツプラザ」
主催:日本車いすバスケットボール連盟、日本障がい者スポーツ協会、日本バスケットボール協会
後援:スポーツ庁、東京都、調布市、テレビ朝日福祉文化事業団 ほか

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