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子どもから大人まで楽しめる読み聞かせの会 中井貴惠の「絵本の世界へようこそ」
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 1月20日(土)、千葉市美浜文化ホールにおいて中井貴惠の「絵本の世界へようこそ」を開催しました。千葉県内の母子生活支援施設で生活する方々を中心に、児童養護施設で生活する子ども達や、会場のある美浜区近隣の方々など200名以上の方がお越しくださいました。
 演目はアンデルセン「はだかの王さま」とキム・フォップス・オーカソン「おじいちゃんがおばけになったわけ」です。中井さんが登場人物を演じ分け朗読し、場面に合わせて作られた音楽がピアノで演奏され、観客は容易に物語の世界に入っていくことができます。
 まず最初の演目は「はだかの王さま」。お話をする前に、アンデルセンがどんな作家で、どんなお話を書いているのか、中井さんから説明がありました。誰もが知っている有名な童話がたくさんあり、観客の皆さんもびっくりです。
 そのアンデルセンの名作童話の一つで今回読み聞かせをする「はだかの王さま」は、中井さんご自身が再話として書かれた絵本です。おしゃれ好きな王様がとても珍しい洋服を作るという仕立て屋さんに洋服を注文します。王様は出来上がりを楽しみにしていました。「トンカラ トンカラ トントントン♪」機織りの音とともに流れるメロディが楽しく、観客の皆さんの心に残ります。中井さんが客席にマイクを向けると、「トンカラ トンカラ トントントン♪」。子どもから大人までみんなでピアノの演奏に合わせて歌いました。
 2つ目の演目は「おじいちゃんがおばけになったわけ」です。お話をする前に、中井さんが「本物のおばけを見たことがある人?」と観客に問いかけると、たくさんの子どもたちが「はい!」と手を上げました。おばけなんて迷信だと大人は常識で考えてしまうものですが、もしかしたら本当に身近なところにいる存在なのかもしれません。
 このお話に出てくるおばけは、決して怖いおばけではありません。なぜなら、主人公エリックの大好きだったおじいちゃんが、おばけになって現れるからです。「人はこの世に忘れものがあるとおばけになる」。はたして、おじいちゃんはこの世に、どんな忘れものをしたのでしょうか。お話がクライマックスになると、どこからともなくすすり泣く声が聞こえてきました。「子どもから大人まで楽しめる読み聞かせの会」らしく、大人にとっても感動できる良いお話でした。
 一時間余りの短い時間でしたが参加した方たちがこのひと時を楽しみ、笑顔を浮かべ子どもたちと帰って行くのを嬉しく見送りました。この会を開催するにあたり、千葉県の各母子生活支援施設、児童養護施設にお声掛けいただいた、千葉県児童福祉施設協議会・母子生活支援施設部会に深くお礼申しあげます。

日 時:平成30年1月20日(土)
場 所:美浜文化センター(千葉県千葉市)
主 催:社会福祉法人千葉県社会福祉協議会・千葉県児童福祉施設協議会・母子生活支援施設部会 
共 催:テレビ朝日福祉文化事業団
出 演:中井貴惠(朗読)
    荒井泰子・高槻真理子(ピアノ)

創立40周年記念「第6回 子どもキラット!楽演祭」
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 テレビ朝日福祉文化事業団創立40周年記念事業、最後のビッグイベント「第6回 子どもキラット!楽演祭」を、11/19(日)虎ノ門のニッショーホールで開催しました。当日の気温はやや低めでしたが、さわやかな秋晴れに恵まれ、東京・神奈川・埼玉の児童養護施設から過去最多の14施設、のべ300人が出演し、16演目を競演しました。見学者を含み約500人が約3時間半の発表を楽しみました。
 このイベントは、児童養護施設の子どもたちの発表の場を作ってほしいとの要望を受け、当事業団が立ち上げた児童福祉事業の一つで、子どもたちの歌やダンスなど日々の練習と成果の発表を通して健やかで豊かな個性を育むことを願って、毎年開催しています。音響・照明・進行やゲスト出演者など、テレビ局らしい特色を生かした大きなステージでの発表は、子どもたちの励みになると好評をいただいていますが、今年は創立40周年を記念し、世界中に楽しいダンスと笑顔を伝えた「世界で一番有名な日本人エンターテナー、『ピコ太郎』さん」をゲストに迎えることができました。
 開場は午前9時半。10時から子どもたちは次々にリハーサルを行いました。司会はテレビ朝日の本間智恵アナウンサーと、「高校生の海外生活体験の旅2017」に参加した児童養護施設の高校2年生の男子。二人とも初めての「子どもキラット!楽演祭」にもかかわらず、息の合った見事な司会ぶりを見せてくれました。
 ゲストは当日まで非公開でしたが、吉田慎一理事長の「開会宣言」でゲストの名前が発表されると、会場から大歓声があがりました!!続く来賓紹介では、ご来賓の方々がライトアップされる中、にこやかに手を挙げてくださり、明るく和やかなムードで開演しました。
 バンド演奏、キッズゴスペル、ダンス、合唱、和太鼓、トーンチャイム、創作舞踊、合唱、創作ダンス、日本舞踊の順でバリエーション豊かな発表が続きます。今年は湯河原から城山学園が初参加し、6曲メドレーでリズムにのったダンスを披露しました。迫力ある和太鼓や、やさしいトーンチャイムの音色、メークアップも愛らしい子どもたちが色とりどりの布を手に踊る創作舞踊などいずれの演目も見ごたえのあるものでした。スクリーンを駆使し、演出に工夫を凝らしたカルテットの創作ダンスは、卒園生のBANRIさんの見事なブレイクダンスも挿入され、完成度が高い仕上がりでした。艶やかな日本舞踊の発表を終えると、いよいよスペシャルゲストが登場!!
 金色の蛇柄の衣装に豹模様のスカーフをまとい、派手な踊りでPPAP(ペン パイナポー アッポーペン)を歌う生のピコ太郎さんの姿に、子どもたちは大興奮!!身振り手振りも交えながら「I have a pen. I have an apple. Apple pen! 」と大合唱になりました。そして、舞台から降りて子どもたちのそばへ!PPAPロングバーションを歌いながら、握手やハイタッチしながら客席をまわるピコ太郎さんに、子どもたちは大喜び。会場全体に笑顔と幸せがあふれました。子どもたちを連れて舞台に戻ったピコ太郎さんは、司会の高校生に「司会は明るくネ!」と肩を抱いて励ますなど楽しいお喋りも披露し、やさしさと元気をいっぱいもらった素敵な時間になりました。
 第2部では、ハンドベル演奏、ヒップホップダンス、民舞、ストリートダンス、合唱などを発表しました。ダンス人気の昨今、ダンスの発表は年々増え、後半の演目の大半がダンス。どの施設も目をみはるほどレベルが向上しています。一方、昨年和太鼓で初参加した聖母愛児園は、今年は華やかな「はねこ」踊りも披露。日本古来の文化に小さい時からふれる大切さも実感するものでした。また、ハンドベルや合唱も一年間、一生懸命練習した成果が見えました。子どもたちには、自身の好きなことを見つけて生きる喜びにつなげていってほしいと思います。
 また、創立40周年事業の試みとして「第37回 児童文化奨励絵画展」(主催:全国児童養護施設協議会)に出展され、東京都代表として選考された絵画4点を展示しました。うち1点は全国大会で銅賞、3点は入賞に輝きました。ロビーにはテレビ朝日福祉文化事業団「40年のあゆみ」パネルも展示し、多くの方にご覧いただく機会を設ける企画になりました。
 当日はテレビ朝日のニュース取材が入り、夕方のスーパーJチャンネルで「ピコ太郎さんが児童養護施設の子どもたちの発表会に、サプライズゲストとして登場」したことが即日に、放送されました。
 共催の東京都社会福祉協議会児童部会、後援・助成いただいた原田積善会、後援のテレビ朝日、施設関係者の方々はじめ、ご協力・ご尽力いただいた皆さまに感謝いたします。

≪参加施設へのアンケートから抜粋≫

★初めて参加しましたが、本物のアナウンサー、芸能人に子どもたちは大喜びでした。舞台、照明もとても立派で練習の成果を発表するには豪華すぎるくらいでした。このような経験はめったに出来ることではないので子どもにとって貴重な体験になりました。他の施設の発表も施設の色が出ていて、同じ児童養護施設でも生活色の違いを知ることが出来てとても学びになりました。ピコ太郎さんの登場には大喜び過ぎて、ダンスで発表したよりも濃い思い出になったようです。とても楽しい時間でした。

★各施設の発表がパワーアップしていたように感じました。とても見ごたえがあり、素晴らしかったと思います。私たちの発表も元気に楽しくやることができて、みんな大満足で、自信をつけてよい経験になりました。
とてもビッグなゲストに驚きました。子どもたちのためにありがとうございました。子どもたちもとても喜んでいました。大人たちももちろん喜んでいましたし、「ピコ太郎さんの最後のメッセージがとてもよかったね」と話していました。来年も楽しみにしています。がんばったご褒美になります。
絵を飾っていただいて、良い思い出になり、子どもも保護者の方も喜んでいました。

★ゲストはまさかの大物芸人だったので、子どもはもちろん、職員も楽しませていただきました。毎年ありがとうございます。
大規模の会場での開催に子どもたち一同、気合いを入れて参加し、楽しんで過ごすことができました。初めて舞台に上がる子は緊張しつつも、施設の子の権利などが保障され職員も安心して参加できる場が外にあり、継続して開催されていることが次の目標になっています。また、今年度は6年間毎年参加している子の最後の舞台になり、その子にとっても感慨深い日になったようです。「○○はライバルだから」などライバル心を持ちつつ、他施設とも良好な関係が築けてきていると感じる場面もありました。

★ゲストは素晴らしい方でした。初めて(パフォーマンスが)終わった後も前に出てトークをしてくれて、子どもたちも喜んでいました。話しの内容も子どもたちが真剣に聞いていて、帰宅後「夢」の話になけました。笑いだけではなく、子どもたちに語ってくれたことが、本当に良い宝物になりました。普段では立てないような大舞台に子どもを立たせることができ、本当に良い経験となっています。

★今回5回目の参加をさせていただきました。このような大きなステージで子どもたちが演奏できる機会は他にないので、機会を与えていただけることに感謝しています。子どもたちにとって、辛いことの多い家族と一緒に暮らせない施設生活ですが、施設にいたからこそ経験できた特別な思い出になると思います。シークレットゲストだったので、みんな期待していましたが、期待を上回る大物ゲストでびっくりしました。子どもたちはとても喜んでいました。

★各施設工夫を凝らした演出で、とても楽しめた。子どもたち一人一人の真剣な表情や活き活きとした様子に胸がいっぱいになった。自分の施設の子どもたちだけでなく、他施設の子どもたちの成長を毎年見ることができるので興味深い。施設の児童支援や集大成の場と感じているので自分の学びになる。どの施設も頑張った努力が伝わってきて感動した。出演した子どもたちの表情が始まる前と終わった後で違い、達成感と自信に満ちた表情になっている。子どもの自信にもなり、職員は子どものいつもと違った一面が見られる場になっている。

★大きな舞台で踊らせて頂けることはなかなかないので、とても貴重な経験で、子どもたちにとっても満足感や自信につながっていると感じています。他の施設のお子様たちの舞台も拝見させていただき、子どもたちにとっても私たちにとっても貴重な時間でした。

★緊張しつつも精一杯演奏することができ、とても充実した時間になったようです。他施設の発表を拝見する機会としても、非常に良い思い出となりました。ゲストがサプライズなのが、更に子どもたちにとって楽しみとなったようです。ピコ太郎さんと会えて交流できたことが、とても嬉しかったとのことでした。

★毎年4月から練習を積み重ねたものを発表できる場として楽しみにしています。モチベーションも高く取り組めるため、とてもありがたく思っています。大きなステージで発表できることが良い経験になるのはもちろんですが、他施設の発表を見てよい刺激になっています。

★今回も参加させて頂き、色々な施設の発表が見られて、とても楽しい時間を過ごさせて頂きました。ダンスクラブの子たちにも、素敵な発表の場作ってくださり有難うございました。ゲストを当日まで知らなかったことで、子どもたちはいつも以上にワクワクしながら当日を待っていました。ピコ太郎さんと知って大喜びでした。施設に戻ってからも楽しそうに話す姿がありました。

日時:平成29年11月19日(日)
場所:ニッショーホール(東京都港区)
主催:テレビ朝日福祉文化事業団
共催:(福)東京都社会福祉協議会児童部会
後援:(公財)原田積善会/テレビ朝日

~テレビ朝日に集合~「テレビ朝日見学と特別講座」
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昨年度からスタートし、今回2回目となる「~テレビ朝日に集合~児童養護施設で生活する児童のためのテレビ朝日見学と特別講座」をテレビ朝日本社で行いました。
 当日は、秋晴れの少し汗ばむような陽気になりましたが、テレビ朝日2階のプレゼンルームに茨城県、千葉県、埼玉県から6つの施設21人の参加者が集まりました。参加者は少し緊張した面持ちで施設ごとに着席。全体説明の後の簡単な自己紹介では小声になってしまう児童もいましたが、大型スクリーンに映し出された自分の映像を見て、恥ずかしがりながらも笑顔でしっかり自己紹介していました。
 館内見学の前に、テレビ朝日の仕事を15分にまとめたDVDを鑑賞して、約1時間の見学に出発しました。テレビ朝日お客様フロント部担当者の先導で2班に分かれて、ウェザーセンター・ニュースCG室などを見学。普段は報道情報番組で使用されている第4スタジオでは、特別に番組セット内へ立ち入ることが許され、スタジオセットの配置が使い勝手よく工夫されていることや、美術セットの具体的な説明などを聞くことができました。番組で使用する小道具から大道具、スタジオセットまであらゆる物を作っているコーポレートデザインセンターでは、実際にドラマやバラエティー番組で使用された小道具の前で、スマホで自撮りしたり、小道具を手に取って重さを確かめてみたりして、興味深々といった様子でした。ニューススタジオを上からガラス越しに見学することもでき、スタジオのクロマキー技術について詳しく説明を受けました。
 後半の特別講座は、まずはニュース番組について、取材からニュース番組が制作されるまで、全体的な説明がありました。続いて、報道カメラマンの仕事について、わかりやすく解説したDVD「巨匠へのステップ講座」を鑑賞。現場のカメラマンからの講義では、苦労話やスクープ映像の裏話などテレビを見ているだけではわからない話に参加者たちは皆真剣に耳を傾けていました。突発の事件・事故で従来のように中継車を使用するのではなく、IP中継機器を使っての生中継の事例などについても学ぶこともできました。
 元アナウンサーの「話し方を学ぼう」では、全員で大きな声で発声練習などをしながら、話し方、伝え方、コミュニケーションの取り方などを学びました。また、インタビューのコツを具体的な例を参考にして学んだあと、事前に用意してきた各自の好きな物についてインタビューをする「これが私の好きな物」の番組制作を体験しました。6つの施設がそれぞれ5チームとなってインタビュアー、ゲスト、カメラマン、照明の役割を決め、まずは机の前で練習をしてからチームごとに本番を体験しました。できるだけインタビュアーとゲストを児童が担当し、各チームごとに内容はまちまちでしたが、どのチームも練習の成果を発揮し、皆自分の役割を楽しんでいました。
 実際のカメラを担がせてもらい、「本物のカメラはすごく難しい」と感想を漏らす児童がいたり、「テレビ局の仕事はたいへんなんだ」と思った児童もいたようです。予定時間を少しオーバーし3時間半にも及んだ館内見学と特別講座ですが、有意義な時間を過ごすことができたようで、皆疲れを見せずに帰路につきました。
 今後テレビを見る時に今日の体験を思い出し将来に向けての視野を広げてくれればと思います。学校単位と比べて参加者同士が初対面なうえ小学生から高校生までと幅広く、通常の見学や講座とは異なりましたが、事前準備をしてきてくれた参加施設の職員の方々、広報局お客様フロント部、報道局映像センター、OBの皆さんの協力を得て無事終了することができました。協力していただいた皆様に心から感謝申し上げます。











参加者の感想(抜粋)

Hさん 小6

  •  テレビについてよくわかりました。毎日たいへんなお仕事をしているんだなと思いました。
    見学できてよかったです。本物のカメラをみて、すごく大きいと思いました。

Tさん 小6

  •  テレビ局の人は、毎日やっていてすごいと思いました。インタビューでは、はずかしかったけど、やってみればおもしろかったです。スタジオも見られて、すごかったです。

Kさん 担当職員

  •  子どもたちはテレビの電源を入れれば映像が映ることが当たり前のように思っていたため、今回実際に撮影している場所やセットを作っている姿を見学させていただき、番組を作るために様々な職種の方がかかわり、大勢の人が協力して作られていることを実感できたと思います。また、インタビュー体験では実際のマイクやカメラを使って本物の番組を作っているような体験をさせていただき、子どもたちにとってとても素晴らしい経験になったと思います。

Sさん 中2

  •  テレビ朝日の見学は、とても勉強になり「人のためになる」という事は、すごいなと思いました。自分も「人のためになる」事をしたいと思い将来車の整備士になりたいと思っています。皆さんが頑張っているのがわかり「カッコイイ・素晴らしい」と勇気をもらいました。

Kさん 担当職員

  •  大変貴重な機会を頂き、ありがとうございました。一生忘れられない日になりました。。

Sさん 中2

  •  インタビュアーやカメラマンの体験ができてよかったと思います。カメラが思った以上に難しかったですが、楽しめてよかったです。

Yさん 高1

  •  とても楽しく見学することができました。テレビの裏側など知ることができて面白かったです。テレビを見ていて不思議に思っていたことがたくさんありましたが、今回の見学で知ることができてよかったです。

Tさん 高1

  •  とても有意義な時間を過ごさせていただいて、ありがとうございました。私が驚いたことは、スタジオが実は小さいんだなということです。スーパーJチャンネルなど私がよく知っている番組のスタジオを見れたことはとてもうれしかったです。また、カメラマンをしましたが、カメラ動かすことがとても大変だということを初めて知りました。

日時:平成29年9月24日(日)
場所:テレビ朝日(東京都港区)
主催:テレビ朝日福祉文化事業団
協力:テレビ朝日(広報局お客様フロント部 報道局映像センター)

第5回農村ホームステイ体験の旅 in 遠野
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 今年も児童養護施設で生活する小学校高学年と中学生を対象に、積極性・社会性・協調性などを養い、視野を広げる一助として今年で第5回目となる「農村ホームステイ体験の旅」を実施しました。農村で様々な体験してみたいと応募してきた児童の中から、小学校5年生1人、中学生6人の7人を書類・作文審査に加え、面接を実施して選考しました。7月16日の事前説明会を経て、8月18日~8月22日、4泊5日の日程で、普段児童養護施設で集団生活をしている子どもたちを岩手県遠野市で農業を営む7軒の農家(ホストファミリー)に一人ずつ預かっていただき、ホームステイをしながら、野菜作りや収穫、牛や馬の飼育などの農業を実際に体験してもらいました。
 初日、東京駅・銀の鈴に集合した児童たちは、ホームで引率の各施設職員に見送られて、東北新幹線で新花巻駅に向け出発しました。中には、新幹線に乗るのが初めてという子もいて一様に緊張した様子でしたが、新幹線の中で駅弁を広げたり、隣の子とおしゃべりをするうちに、すっかり打ちとけた雰囲気になって、笑顔も見られるようになりました。
 新花巻駅からは観光バスで遠野市に向かいました。地元のガイドさんに、昔の豪農の家のある「伝承園」やカッパ伝説の「カッパ淵」などを案内してもらいました。好物のきゅうりをエサにして、カッパ釣りに全員で挑戦しました。今回も残念ながら?一匹もカッパは釣れませんでしたが、ひょっとすると児童たちには、カッパの姿が見えていたのかもしれません。
 当日の夕方、いよいよホストファミリーとの対面式。バスの中では、元気におしゃべりしていた児童たちも、このときは緊張した面持ちで、お世話になるホストファミリーに一人ずつしっかり自己紹介の挨拶をしました。その後、お世話になるホストファミリーと一緒に車で宿泊先となる家に向かいました。
 2日目、3日目は、朝から雨が降ってしまい農作業ができない児童もいましたが、預かってくださったホストファミリーと、収穫した野菜の仕分けと袋詰め作業などの貴重な体験ができました。また、収穫した椎茸や近くの川で釣ってきたヤマメやイワナをいただき、「椎茸がほんとうにおいしい」と言って野菜嫌いを克服した子もいました。生活環境が変わって夜眠れない子もいましたが、ホストファミリーに慣れてくると、一緒に料理などのお手伝いを積極的にしていました。アイガモ農法で田んぼに出るアイガモにホストファミリーと一緒にエサやり作業をした子、畑を機械で耕して種まきをした子、立ったり座ったりできつい加工トマトの収穫作業を最後まで頑張った子もいました。
 4日目は東日本大震災の被災地、大槌町を訪ねました。児童たちは、午前中に遠野をバスで出発して、津波で大きな被害を受けた大槌町役場を訪問。その後、高台にある「命の炎」や沿岸部の「ひょうたん島」も視察し、津波の恐ろしさを痛感しました。吉里吉里国では自分たちで作ったピザを窯で焼いて食べたり、まき割りボランティアなどの貴重な体験をしました。
 夕方遠野に戻り、サヨナラパ-ティーを行いました。ホストファミリーと一緒に、野菜ゲームや○×ゲームなどをして楽しいひと時を過ごしました。飛び入りで、ホストファミリーと練習してきたダンスを披露する子がいたり、男の子2人がお笑い芸人のモノマネをしたり、女の子2人がカラオケで自分たちの好きな歌を歌ったりと、会場は大いに盛り上がりました。最後に児童たちに一人ずつ、遠野でのホームステイの感想とファミリーへのお礼などを綴った「感謝の手紙」を壇上で発表してもらいました。途中、思わず泣き出してしまう児童もいましたが、ホストファミリーと温かくて楽しい時間を過ごすことができた遠野での最後の夜となりました。
 4泊5日「農村ホームステイ体験の旅」の最終日。東京へと戻る児童たちが、ホストファミリーから頂いた野菜など、お土産の入った大きな荷物を持って、それぞれのホストファミリーと一緒に遠野駅に集まってきました。お別れの挨拶をして子どもたちは名残惜しそうに電車に乗り込み、駅のホームから手を振るホストファミリーの皆さんに見送られ、遠野を後にしました。
 遠野でお世話になったホストファミリーの皆さんが、初めて会う児童に温かく接してくださり、気遣いや気苦労もあったと思いますが、最後まで児童たちを家族のように見守ってくださったことに感謝申し上げます。帰京後に、各施設長や担当職員に参加した子供たちの様子を伺うと「遠野から戻っても、遠野での楽しかったことが忘れられない様子で、また行きたいと話をしている」と聞くと嬉しく、今回の「農村ホームステイ体験の旅」の体験が、児童の将来に役立つことを願っています。


参加児童の感想文抜粋


◆ 中1男子

  •  畑でとったキュウリを帰ってきてから漬物にしましたが、とてもおいしかったです。楽しかったことが3つありますが、それは、まき割り、カッパ釣り、ホストファミリーといっしょに収穫した野菜を食べたことです。さよならパーティーでは、みんなで○×ゲームをやったりしてほんとうに楽しかったです。

◆ 中1男子

  •  農家にいくのが初めてだったので不安でした。ホストファミリーのおかげで野菜ぎらいを直すことができました。この経験を生かしておいしい野菜パンを作れるように頑張ります。被災地に行って思ったことは、けがをした人がいたら助けてあげたいと思いました。そして、この被災地みたいに、みんなで助けあって街を元通りにしたいです。自分でピザを作ったことも楽しかったです。

◆ 小5男子

  •  農村から帰って、少しさびしいです。ホストファミリーがやさしくしてくれたり、料理を教えてくれたり、農業をおしえてくれたりしてもらったからです。だから、またいつか会いにいきたいと思います。とても田舎が好きになりました。初めてのつりでフナを合計10匹つりました。さよならパーティーでの思い出は、ぼくがダンスや歌をうたっているときにホストファミリーが笑ってくれたことです。農村ホームステイが今年一番の思い出になりました。

◆ 中3女子

  •  初めてよその家に泊まるのは、私にとって一番の緊張と不安でした。でも、ホストファミリーはすごく優しくて親切で本当の家族みたいに接してくれて、とても嬉しかったです。ほうれん草の作業もすごく楽しかったです。本当に遠野は良い所だと思いました。被災地をテレビでは何回も見ることがあったけど、実際に行って見るのは初めてで、ほんとうに大変だったのだなと思いました。さよならパーティーで踊ったり、被災地訪問でピザを作ったりと一緒に来た子どもたちと仲良くなって今年の夏一番の思い出を作ることができました。今回の体験を生かしてこれからも頑張っていこうと思います。

◆ 中3女子

  •  初めての遠野、ホームステイも初めてで少し不安がありましたが、ホストファミリーと話すことができて「ほっと」しました。牛や馬の世話をしましたが印象に残っていることは子牛にミルクをあげたことです。動物に触ることもできて、とてもよかったです。雑草取りや料理等もやらせてもらいました。被災地訪問で吉里吉里国に行きました。お昼ごはんのピザを作ったことが初めてだったので大変良い経験になりました。みんなでまき割りもしましたが、コツをつかみどんどん割っていきました。とても大変だったけど楽しかったです。また、遠野に行きたいです。

◆ 中2女子

  •  農業体験で種まきをしたり、機械を使って畑をたがやしましたが、機械を操作するのがとてもむずかしかったです。火起こし体験もしましたが、ひとりで火をおこすのはとても大変でした。被災地では、「命の炎」を見ました。小学校があったところが、色々なお店や仮設住宅などになっていました。他にもピザ作りやまき割り体験もしました。ホームステイ先で初めてジンギスカンを食べました。このホームステイ体験をこれから将来に役立てていきたいと思います。そして、いつか遠野のよさを歌詞にして、歌を作ってみたいと思っています。

◆ 中1女子

  •  一番心に残ったことは、ホストファミリーのやさしさです。私が泊まった家は大家族で、賑やかだったので、何でも分からないことは相談しました。がんばったことはトマトの収穫作業です。その日はものすごく暑くて立ったりすわったりしてすごく疲れました。うれしかったことは、一緒に行った人たちとすぐに仲良くなれたことです。東京に帰って思い出話をたくさんしました。

ホストファミリーの感想 一部抜粋


  •  ★人懐っこい、なんでもすぐ「ありがとう」といってくれる子だなという印象です。親戚の子が泊まりにきているような、それくらい打ち解けあえたような気がします。
  •  ★良い子だと感じました。最終的には一人で生きていける人になるようにと、いろいろな話をしましたが、よく理解していたように思います。
  •  ★自分のやりたいことをやる子どもでした。いやなこと、やりたいことが明確で初めは途惑いましたが、最終的にはお互いが分かりあえました。
  •  ★何年か後に、成長して仕事をした時に、会いに来てくれたらいいなと思います。運動神経の良さといろいろなことに積極的に取り組んでいく姿は、すばらしいと思いました。
  •  ★優しい子でした。何でも言われたことはできていました。農作業も文句も言わずにこなせていて、感心しました。もっと自信を持って何にでも取り組んでほしいと思います。
  •  ★明るくとても元気がよく活発な子でした。素直にいい子に育ってほしいと願うばかりです。成長する姿をいつか、また、遠野に来て見せてほしいと思います。
  •  ★いろいろなことでお互い接することができたのは、とても良かったと思います。

日時:平成29年8月18日(金)~22日(火)
場所:遠野市(岩手県)
主催:テレビ朝日福祉文化事業団
共催:(福)東京都社会福祉協議会 児童部会
後援:(公財)原田積善会

高校生の海外生活体験の旅 in シアトル 2017
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 児童養護施設で暮らす高校生が海外生活を体験するプログラムは、1998年に始まった児童福祉事業の夏の恒例イベントです。参加者たちは海外生活の中で、日本では味わえない貴重な体験を重ねます。さらにホームステイという形でホストファミリーとコミュニケーションをとりながら英会話力を高めます。高校生たちの表情は成田空港を出発する時と帰国した時ではまったく違います。
 今回は書類選考・面接を実施した結果、男子3名、女子7名の計10名が審査を通過しアメリカに向かいました。滞在したのはワシントン州シアトル。海と湖に囲まれた美しい都市で「エメラルドシティ」とも呼ばれています。急成長しているアマゾン、マイクロソフトなどIT産業の拠点でもあり、現在全米で最も地価が上がっている都市だそうです。政情不安、テロなどで心配の多い昨今の海外渡航ですが、今年も外国人旅行者の受け入れ態勢が整った治安の良いシアトルが選ばれました。(シアトルでは8回目の実施)
 緊張した面持ちの10人は成田を飛び立ち、16時間の時差があるシアトルに到着。参加者のほとんどが初めての海外でテンションは上がりっぱなし。好奇心が約9時間のフライトの疲れを上回りました。
 到着した日の夕方、10人の高校生たちは最も気にしていたそれぞれのホームステイ先の家族とご対面。
 受け入れてくれるホストファミリー側は、毎年のようにお世話になっている家族や日系ファミリーもいらっしゃいました。
 初めてのホストファミリー宅での一夜を過ごし、翌朝は英会話などでお世話になる教会に集合。さまざまな初体験(食事、風呂、習慣の違いなど)を語り合い、情報共有をしていました。その日の午前中は、パイクプレイスマーケット(観光名所の市場)で食料運搬のボランティア活動。夕方からは最初の英語の授業がありました。翌日は英語の授業後、ボーイング社の広大な飛行機工場の見学、シアトルマリナーズvsニューヨークメッツの大リーグ野球観戦と、盛りだくさんの一日でした。
 土日は、それぞれのホストファミリー宅で終日お世話になりました。翌日は早朝から約3時間のドライブでマウントレーニア(標高4,392m)山麓をめざし、トレッキングを楽しみました。
 最終日の英語の授業を終え、歴史あるワシントン大学も訪れました。夕方、参加者10名は浴衣と甚平に着替え、ホストファミリーを招いて「さよならパーティー」を開催。日本の文化を英語で伝えるとともに、ホストファミリーにお世話になった感謝の気持ちを伝えました。感極まって涙する高校生たちを、ホストファミリーたちが温かくハグしていました。
 帰国する日、いろいろな思いがこみ上げ高校生たちの口数が少なく感じましたが、「もっとシアトルにいたい」という声が多く聞かれました。最初はみんな遠慮がちでしたが、内容の濃い1週間をともに過ごし、最後はすっかり仲良くなっていました。
 相手のことを思いやれる、チームワークの良い10名でした。
 ホームステイという形ではじめての海外生活を経験した高校生たち。
 後押ししてくれた関係者に感謝しながら、この旅で知り合った人々の思いやりや優しさを忘れずにいて欲しいと思います。そして、この体験が今後の人生に役立つ、ひとつのきっかけになることを祈っています。


参加児童の感想文抜粋


☆Yさん 16歳

  •  英語が通じなかったらどうしよう、ホストファミリーと仲良くやれるかなどの不安は、現地に着いたとたんに吹き飛んでしまいました。高校生には、有り余るぐらいの良い経験ができました。

☆Tさん 18歳

  •  私のホストファミリーは70歳を超えたお父さんとお母さんでした。ふたりはとても優しく英語を教えてくれました。外で食事をした時に、ひとりで注文できたのが嬉しかったです。特に嬉しかったことは、お二人が私の将来について親身になってアドバイスをしてくれたことです。

☆Mくん 17歳

  •  英語の先生はとても優しくて、わかりやすい授業をしてくれました。ホームステイ先で楽しかったのはビリヤードやダーツを家族でやったこと、そして美味しい家庭料理をごちそうになったことです。

☆Oくん 16歳

  •  外国人に積極的に英語で話しかけて、自分の英会話力が通用するかどうかを知ることができました。ホームステイ先では部屋に閉じこもりがちになり反省しています。最後はとても仲良くなった参加者10人ですが、みんながそれぞれにつらいことを抱えながら頑張っていることを知りました。

☆Hさん 16歳

  •  ホームステイ先では完璧な英語でなくても伝わること、一生懸命に伝えようとする姿勢が大切だと思いました。言葉があまり通じなくても、一緒に大リーグ観戦をしたり、いろいろな場所に行ったりするだけでも楽しい日々を過ごせました。

☆Mさん 17歳

  •  ホストファミリーのお母さんは目が不自由でした。私は初めて障がいのある方と一緒に過ごし、家の中にある段差などの危険性を知りました。私の夢はインテリアコーディネーターになることですが、健常者だけでなく障がいのある方々も暮らしやすい家を目指すコーディネーターになりたいと思いました。

☆Sさん 17歳

  •  はじめは不安ばかりでしたが、無事に終えた今は学ぶことが多くて行ってよかった、また行きたいと思いました。英会話は英語ができる、できないではなく、伝えようとすることが大事だと感じました。本当に、このような素晴らしい体験ができて良かったと心の底から思いました。

☆Mさん 17歳

  •  一番の思い出は「さよならパーティー」です。お世話になったホストファミリーの方々を招き、日本の伝統文化を英語で説明するのは緊張しました。ダンスや歌を披露して皆さんに喜んでもらい、最後には感謝の気持ちを英語で伝えました。

☆Tさん 16歳

  •  外国人と話すチャンスを大切にして、積極的に英語で話すことが大事だと思いました。たどたどしくても何とか話せばいつかは通じるので、あきらめないことが大事だと理解しました。

☆Sくん 16歳

  •  すべてが「初」の旅でした。(海外、ホームステイ、飛行機など)今回の旅を通して世界のスケールの大きさや文化、言語の違いを痛感しました。国境、人種などの壁がある以前に、私たちは同じ人間です。笑いや涙を一緒に経験し共感することで、人と人のつながりが成り立っていることに改めて気付かされました。

日時:平成29年7月26日(水)~8月3日(木)
場所:アメリカ ワシントン州シアトル市
主催:テレビ朝日福祉文化事業団
共催:(福)東京都社会福祉協議会 児童部会
後援:(公財)原田積善会

江戸っ子杯東京都児童福祉施設競技大会2017 野球の部
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7月27日(木)・28日(金)、三鷹市大沢総合グラウンドで「江戸っ子杯東京都児童福祉施設競技大会2017 野球の部」が開催されました。当初26日(水)から二日間の開催を予定していましたが、朝6時に開催を決定した後、9時の開会式を行う寸前に雨脚が強まり、残念ながら翌日延期となってしまいました。
 開会式は行えませんでしたが、始球式に来ていただいた元プロ野球福岡ダイエーホークス(現ソフトバンク)の斉藤和巳さんと参加各チームの記念撮影を行う事ができました。かつての名選手を前に、子供たち以上に大人の監督、コーチが緊張の面持ちでしたが大変良い思い出になったと思います。
 翌27日も小雨が残る中の開催となり、雨は程なく止んだものの蒸し暑い中の熱戦となりました。今年の参加チームは、13施設9チーム(3チームが児童部会総務部が推奨の合同チーム)で昨年より多い130名が参加しました。審判員は、今年も三鷹市軟式野球連盟の皆さんに全面協力していただきました。天候の事もあり、初日は試合時間を短縮して、予選9試合を一気に行いました。参加者の中には小学校の低学年の子、初めて試合に出る子、力強いスイングをする女子、と中学生以下の様々な選手が一体となっての熱戦でした。チーム最年少の子がフライをキャッチするとベンチ総出で出迎えたり、ホームのクロスプレーに大歓声が上がったりと、1プレー毎に盛り上がる、笑顔の絶えない試合の連続でした。
 翌日は天候も回復し、真夏の強い日差しの中で準決勝2試合と決勝、3位決定戦の4試合が行われました。準決勝は生長の家神の国寮vs星美ホーム、調布学園・第二調布学園vs聖ヨゼフホーム・二葉むさしが丘学園の組み合わせでプレイボール。前日を勝ち上がってきたチーム同士の戦いは、両試合とも大接戦の激闘でしたがその結果、決勝戦は調布学園・第二調布学園vs生長の家神の国寮となりました。立ち上がりは投手が踏ん張る緊迫した好ゲーム。神の国寮がリードする展開の中、連覇を狙う調布は3回に同点に追い付くと、続く4回に一挙4点をあげ逆転。神の国寮も5回表に2点を返し、追いすがりますが、その裏、調布は一気に6点を追加して勝負を決め、みごと連覇を達成しました。3位決定戦では星美ホームが勝利しました。
 閉会式では、テレビ朝日福祉文化事業団から優勝~4位までの各チームにトロフィー、副賞としてバット、グローブセット、最優秀選手賞、フェアプレー賞にグローブ、そして参加者全員にスポーツタオルが贈呈され、後援の報知社会事業団様から上位4チームにメダル、毎日新聞東京社会事業団様から参加賞にシャープペンシルが贈られました。また横浜倉庫株式会社からフルーツ缶詰、ドイツ銀行グループ様、東京スター銀行様から文具セットのご寄付を頂きました。
 目まぐるしく変わる天候の中、存分に野球を楽しんだ二日間となりました。

日時:平成29年7月27日(木)・28日(金)
場所:三鷹市大沢総合グラウンド
主催:東京都社会福祉協議会 児童部会
共催:テレビ朝日福祉文化事業団
後援:東京都・三鷹市・三鷹市教育委員会・毎日新聞東京社会事業団・報知社会福祉事業団

第59回 慈彩会展
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 慈彩会は自然を愛し美を愛する各界の有志で、日ごろから絵画・書・工芸などに親しむ方々が集い、“社会福祉施設に絵を贈る運動”として1958年(昭和33年)に発足しました。毎年1回日本橋三越本店で展覧会を行っており、今年も「第59回 慈彩会展」として開催されました。出品作品はすべて作者から無償で提供され、社会福祉施設に寄贈されています。また希望者への販売も行われ、収益金は助成金として社会福祉活動に役立てられます。
 この展覧会には、毎回、常陸宮妃殿下からも御出品いただいており、また趣旨に賛同した専門家も多く参加しています。今回も常陸宮妃殿下の「新年歌会始の詠進お歌」(書)の特別御出品をはじめ、総計157点もの作品が出展されました。 洋画・水彩画・日本画・書・工芸・写真と多岐にわたる素晴らしい作品が会場に所狭しと飾られ、中には思わず笑いを誘うユニークな作品や、108歳の作者の「ちぎり絵」などもあり、見ごたえのあるものとなっていました。また、ご購入いただいた方の似顔絵をその場で描くサービスも行われ、来場者に好評でした。
 これまでに全国の福祉施設に贈呈された作品は、累計5400点で、延べ3730施設となりました。テレビ朝日福祉文化事業団は、今後も慈彩会展への後援・助成を通して社会福祉に役立てるよう取組んでまいります。


日時:平成29年7月6日(木)~11日(火)
場所:日本橋三越本店 本館7階ギャラリー(東京都中央区)
主催:慈彩会
後援:厚生労働省・東京都・日本民生文化協会・テレビ朝日福祉文化事業団・原田積善会
   ・第一生命保険株式会社・福祉新聞社

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