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2017年9月2日放送龍馬が最後に頼った男 樋口真吉

龍馬より20歳以上年上の男・樋口真吉は高知県西部の勤王志士のリーダー的存在でした。剣は当時、名を轟かせていた大石神影流の免許皆伝。学問は学者、佐久間象山に学んだ文武両道の秀才でした。身長約180センチで剣の達人であり、日記を残す筆まめな男でした。
樋口の日記には、大阪で龍馬と会って一圓を渡したという龍馬とのエピソードが記されていました。そんな樋口に世話になり、頼っていた龍馬は暗殺されるおよそ1ヶ月前手紙を送っています。「今隠れ家にしている近江屋は危険なので、樋口真吉に頼んで安全な隠れ家を探して欲しい」しかし、この手紙は樋口の元に届く事はありませんでした。もし龍馬の願いが樋口に伝わっていたら歴史は変わっていたのかもしれません。
訪れた場所
四万十市立郷土資料館
(現在リニューアル工事中のためサテライト会場:四万十市立中央公民館で展示)
鎌倉時代に公家の家格の頂点に立った五摂家の一條教房が、応仁の乱を機に京都から下向したことに始まる土佐一條家。この土佐一條家の歴史を中心に、四万十川と共に歩んできた地域の文化や幕末明治維新期に活躍した偉人の功績にふれ、在りし日の小京都中村を体感する。
所在地 中央公民館:高知県四万十市右山五月町8-22
電話番号 中央公民館:0880-34-7311
営業時間 中央公民館:9:00~17:00
休館日 中央公民館:無休(12/29~1/3休)
料金 中央公民館:一般200円、高校生以下無料