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2017年5月6日放送中岡慎太郎とゆず

坂本龍馬とともに薩摩藩と長州藩を同盟させ、倒幕のキッカケをつくった中岡慎太郎。慎太郎は、大庄屋の長男として生を受けました。故郷・北川村には、彼が愛用した品々が数多く遺されています。
そんな遺品とともに大事に守られてきたもの。それは、「ゆず」です。二十歳の頃、庄屋の仕事を手伝うようになった慎太郎は、飢饉対策や換金性に着目し、村にゆずを植えたのです。
村の基幹産業となったゆず栽培。山間に位置する北川村では、今でもあちこちでゆずの姿を見ることができます。
この村に、代々伝わる郷土料理・田舎寿司。タケノコ、ミョウガ、こんにゃく、しいたけなど、北川村で採れた食材に、これまた北川村産の柚子酢を合わせます。慎太郎も舌鼓を打ったであろうこの田舎寿司を囲んで、村人たちは今も、慎太郎がゆずに込めた想いを語りつないでいるのです。
訪れた場所
中岡慎太郎館
中岡慎太郎生誕地に建つため、周辺には慎太郎生家・慎太郎遺髪埋葬墓地・慎太郎顕彰碑など慎太郎に関する多くの史蹟もあります。
所在地 高知県安芸郡北川村柏木140
電話番号 0887-38-8600
開館時間 9:00~16:30
※入館は16:00まで
休館日 火曜日(祝日の場合はその翌日)
年末年始(12月28日~1月2日)
その他 入館料 一般 500円(団体 400円)、小・中学生 300円(団体 200円)
※以下の方々は無料です
・北川村民
・身体障害者手帳1・2級所持者とその介護者1名