今回の世界水泳でゴールをしたのにタイムが出ないケースがいくつかありました。 Q--プレスリリースの最後に、「調整を行う」と書いてあるが、今回バックアップシステムを使用しなかったのはなぜか。 私たちはここに書いてあるとおり、順当な手続きで作業をした。 Q--計測計器の問題で、今回の記録に対して不信感はうまれていないか。 それはない。すべてにきちんとした手順が踏まれている。 Q--問題となっているレースを思い出すと最初のリザルトが出されてその後、レフェリーのデスクに人が集まった。そして、2度目のリザルトが出された。
ジャッジという立場であっても、人間の感情があります。感情があの日はプールサイドに充満していたと思う。早く通告しなければというプレッシャーがあった。 Q--ピーターの声にもあったが、ある程度の圧力がなければ作動しないという声があったが、なぜこれを採用したのか教えて欲しい。 セイコーのシステムは自動計測機として、世界中で何度もスポーツで使用されている。 Q--欠陥があったとき、選手に迷惑がかかるのですよ。その認識はありますか? 全体のスイマーの満足を重視する野が、こうした大会をするときに重要なことです。しかし、結果は容認して欲しいです。我々はフェアーな精神で作業をしているのですから。 Q--タイムの調整がなされる場合は、実際のタイムよりも遅いものをということですが、今回出された世界記録について、検証することはあるのですか? 世界記録に関しては変更の余地は全くありません。 Q--タイムの事が出ていますが、アーヴィン選手の記録が掲示されていなかったのですが、あれはバックアップシステムを使ったのですか?
最初に申し上げますが、表示されたタイムは正規のものです。タイムの表示はセイコーのタイム担当です。 Q--私の質問はバックアップシステムを使ったのかどうかということです。 明らかに自動計測機に問題があって、バックアップシステムを使ったということでしょう。 Q--リレー予選でオーストライアチームも引継ぎで失格になるところだったが、民間のテレビ局の映像で、失格でないことを調べたそうだが・・・・ バックアップシステムと、テレビで見ることでは違いがあります。FINAのジャッジはバックアップシステムで見ていきます。 Q--レースの後、各レーンのチームがレフェリーのデスクに押し寄せたという光景が見られた。 各選手がゴールします。タッチパッドに触れるということです。そこでスコアーボードに数字が出ます。何か問題があった場合は、バックアップシステムを見るという作業をします。 Q--数字が出ない場合などはわかりますが、その他の場合で、何を持って、正しく作動しなかったとするのでしょうか。
掲示、タイミングについてはセイコーを使用しています。タイム誤差もトップレベルのものと同様であると判断してる。 Q--強い圧力を使わなくても作動するタッチパッドを使用すべきではないでしょうか。 私の理解では、FINAのテクニカルのメンバーがそれぞれの国にどのようにタッチしなければならないかを説明しています。 Q--男子4×200のリレーの場合、バックアップビデオは使ったのでしょうか。 すべての要素を検討し裁定をしました。 Q--CASスポーツ仲裁所に申し出ることもあるのできちんと答えてください。 Q--掲示システムについて何か変更をする予定はありますか? 私たちは何も変える予定はありません。ただひとつ、これから先FINAは掲示のオフィシャルとしてスイスタイミングと契約しています。 以上で記者会見は打ち切られました。 |
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