「メダルをとる」と公言しながら、それを実行することの難しさは、長いスポーツ取材で痛いほどわかってきたことです。 北島康介 : ずっとこの世界選手権でメダルをとることを目標にしてきて、取れたので大変うれしいです。
昨日からコンタクトをはずして、いい感じだったので、これで行ってみた。 とにかくずっとメダルをとると公言してきたので、それが実行できてうれしい。 最初の50mはリラックスして泳いだ。最後の50mの勝負になるのはわかっていた。 平井コーチ :
100mは4位に終わってしまったのだが、後で考えてみると、欲をかきすぎていたように思う。 200mは150のターンをすぎたあたりで一線に選手が並ぶであろうと予想し、ラスト50、ラスト15mが勝負だと北島には言った。 メダルをとるといってきたので、欲を言えば、違った色のメダルが欲しかった。でもメダルはメダルですから。 この世界水泳のスケジュールが発表された段階から、100mの決勝の翌朝に200mの予選があることはわかっていたので、練習から、晩にきつい練習をして、翌朝またきつい練習をするようにしてきた。その点では心配はしていなかった。 中学3年生のときに、一緒に五輪を目指そうといってから、200を中心に強化してきた。
ちなみに、初めて出した日本記録は200mの短水路の記録だった。 その反省から昨年の10月、再び中学3年生のときの原点に戻って200mを強化してきた。 ですから、一般には200mが苦手と思われているようだが、それは違う。 |
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