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Vol.29「"ユミメモ5"ついに競泳始まる!」
7/22
AM11:37
Reported
By 徳永有美 |
レース後、こんなに笑顔のすがすがしい彼女を見たの初めてでした。キラキラしていました。
競泳1日目。萩原智子選手が400M個人メドレーに出場しました。
彼女にとっては初の400M個人メドレー。一体どんなレースを見せてくれるのか楽しみな反面、不安もありました。
というのも、4月の日本選手権の時に見た彼女のイメージがあまりにも脆かったからです。シドニーオリンピックの時に泣き崩れた萩原選手の姿がどうしても脳裏から離れることはありませんでした。しかし、そう思っていた私が恥ずかしいくらいのレースを萩原選手は見せてくれました。
スタートしていきなり彼女は先頭でレースを進めます。バタフライ、背泳ぎまでダントツのトップ。
私は驚きました。とても気持ち良く泳いでいるように見えたのです。泳ぎに「勢い」を感じました。結局2人に抜かれて3位でしたが、ミックスゾーン(取材できる場所)にやってきた彼女はすがすがしい顔でした。
「初めての400個人メドレーだったけど、スタートから思いっきりいけた。200個・メドレーにすごくいい感じでつながると思います(笑)。」
Q.レース自体しんどかった?
「平泳ぎのターンからが異様に疲れましたぁーー!!(笑)壁が、壁がとおいーーーって思ってました(笑)」
・・・・久々に見る爽やかな笑顔!
そして、満足した顔にも見えました。何かに立ち向かう勇気がある、「挑戦顔」。きっと、萩原選手自身、強気のレースをできる精神状態に自分を持って来れたということに安心したのではないかと思いました。
スタート台に立ったときに、きっと強い自分と弱い自分が闘って、強い自分でレースに臨めたのでしょう。
私にも、そして、皆さんにもあると思います。強い自分と弱い自分の闘いが。
本番3秒前に突如現れる弱い自分。その弱い自分に支配され、負けたときの悔しさ。
もう這いあがることはできないのではないかという不安。
様々な想いを経験して、彼女は自分に勝ち、彼女にあの笑顔が戻ってきました。
女から何か力強いみなぎるものを感じました。
よかった。ハギトモ!!頑張れ!ハギトモ!
200個人メドレーに大期待です。 |