Vol.14「さあ、金メダルを狙うぞ!日本デュエット」
7/20PM14:49 Reported By 宮嶋泰子
 
最後のチェックをする井村コーチ
 
 
いよいよ7月20日がきました。
シンクロデュエット決勝の日です。

シドニー五輪が終了して、しばらく休養を取った後、11月に再び世界選手権に向けて始動した日本の立花・武田の銀メダルコンビ。そのときから井村コーチと選手たちのかかわりや、どのように作品が作られてきたのかをつぶさに見てきました。

もう取材者と言うよりも、親の心境に近いかもしれませんね。

とにかく今までやってきたことを精一杯悔いがのこらないようにやって欲しいという願いだけです。

練習での脚はぴったり同調
 

さて、二人の選手は今日、朝9時にホテルを出て、練習プールに直行しました。
いつもより努めて明るくしているのか、本当に心からリラックスしているのか、
「おはようございます」
と私たちに挨拶してくれる声は元気いっぱい。
井村コーチもニコニコ顔です。

今日の二人は出だしこそそれほど会っていませんでしたが、練習が進むにつれ、面白いように同調性をましていきました。
長い取材の中で、こんなにあっている二人を見るのは初めてです。
アドバイスをしている井村コーチも、ほとんど怒鳴ることはありません。
的確に理論的に「もう少しこうしたほうがいい」と語りかけています。

ダンチェンコーチのアドバイスを聞く、
ロシアデュエット
 
 

隣でロシアの18歳デュエットも切れのいい技を連発しながら練習しています。

目の前を日本のデュエットが演技していくとそれをじっと穴があくほど見つめています。
いつもは小さな声で諭すように語る、ロシアのダンチェンココーチのほうが、今日は大きな声で叫んでいました。

テクニカルルーティーンでは同点の日本とロシア。
今日の決勝に臨むにあたって、持ち点は一緒です。

立花選手と武田選手のマッサージをした白木トレーナーにうかがってみると
今日の体は実に反応がいいとのこと。

ロシアも隣でチェック!
 

2時間半の練習の後、食事と休息をとって、二人はマリンメッセの本会上に乗り込んできます。
わくわく・・・・どきどき・・・・・

世界水泳で日本人初の金メダルを目指します。!

今日の放送は18時から、解説小谷実可子さん、実況森下桂吉アナウンサーでお送りします。

世界水泳の放送スケジュールはこちら
http://www.tv-asahi.co.jp/w-swim/ANB/schedule/schedule_all.html