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 面接試験前までの準備



寺崎貴司

下平は、試験の時の情報集めはどうしたの?



下平さやか

実は私、もともとテレビ局には入りたかったんですが、特にアナウンサーを目指していたわけではなかったんですよ。だから、自分のゼミの名簿でテレビ局に入っている女性の先輩を調べて話を聞きには行きました。



吉澤一彦

同じゼミの先輩で、アナウンサーはいなかったの?



下平さやか

男性では1人日本テレビにいらっしゃったんですけど。でも同期にはフジテレビの菊間千乃(アナウンサー)さんがいるんです。彼女はアナウンサースクールにも通って、3年生の時からアナウンサーになるって宣言していたくらいなんで、彼女が色々教えてくれました。自己PR見てもらったり、相談にのってもらったり。でも、彼女がフジテレビに合格してから私が試験を受け始めたので、ライバルというよりも、ちょっと先輩っていうか、お姉さんっていう感じでしたよ。



上山千穂

でも、ゼミの同期でキー局に2人のアナウンサー合格なんて凄いですね。



吉澤一彦

そうだよな〜、下平にとって凄く大きい存在だよね。進藤は?



進藤潤耶

僕の場合は体育会サッカー部にいたので、ずいぶん上の先輩にはテレビ局に勤務してらっしゃる方はいますけど、アナウンサーはいらっしゃらなくて、セミナーや試験の情報も全く入ってきませんでした。以前からテレビ局で働きたいと思っていたんですが、アナウンサーっていうのは、あまり現実的じゃなかったんですよ。



寺崎貴司

でも、試験の控え室で初めて知ったらしいけれど、大学の先輩(大熊アナウンサー)がテレビ朝日のアナウンス部にいるということを、それまで知らなかったんだって?



進藤潤耶

いや、あの・・・サッカー部の先輩にはいらっしゃらなかったということで・・・。



下平さやか

まあまあ(笑)。



進藤潤耶

それで、アナウンサー試験というのは宝くじを買うような気持ちで、当たれば勿論交換しに行くけれども、当たらなければ、別に悔しくもないっていう感じで・・・。ただ、アナウンサーはテレビ局に入る一つの方法だなと。そうしたら、たまたま受かっちゃったんです。



吉澤一彦

じゃあ、アナウンサーは、受かれば儲けものと。
おまけみたいな感じで。



進藤潤耶

気持ちの中ではそういったもので。だから、気分的には楽でしたね。



吉澤一彦

そういう意味では、楽だよね。
上山は、ゴルフ部の先輩でアナウンサーになった人っていた?



上山千穂

いや、全く。おそらく試験を受けていた人もいなかったと思います。実は私の場合は、兄が放送研究会に入っていてアナウンサー試験を受けていたんです。そもそも、それがきっかけなんです。



吉澤一彦

へぇ〜。



上山千穂

それまでは、ゴルフ部で毎日キャディーバッグかついで、毎日汗だくだくで、首の周りにタオルとか巻きながら、普段の大学生活を送っていて、全くアナウンサーっていう選択肢はなかったんです。それで、兄から話を聞いた時に「私にも受けてみる権利もあるんだな」って。



寺崎貴司

ふ〜ん、どんな話?



上山千穂

はい。兄から「アナウンサーっていうのは“適職性”だから、例え、落ちたとしても、それは君がアナウンサーっていう仕事に合っていなかったっていうことで、別にもっといい仕事があるかもしれないっていう考え方のもとに、受けてみる価値はあると思う」っていう話をきいて、あっ確かに、受けてみるのは罪じゃないって、それで受け始めて。



下平さやか

素敵なお兄様ね。



吉澤一彦

で、お兄さんどうだったの?



上山千穂

おっこっちゃいました・・・。



寺崎貴司

適職性だからさ・・・。

いかがでしたか?ここまで読んでくると、もしかしたら「大学の放送研究会やアナウンス研究会に入っていることはマイナスなのか?」と思った人もいらっしゃるかもしれませんね。もちろんそんなことはありません。次回は最終回、「本当に大切なことは・・・」を読めばわかります。ご期待ください。

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