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 面接試験会場ではこうでした!



寺崎貴司

で、実際に受けたアナウンサー試験の話なんだけど、上山と進藤なんて記憶に新しいでしょ?試験といえば、何を思い出す?



上山千穂

私なんて、試験会場に入った瞬間に「あ〜、間違ったところに来た!」って思いました(笑)。



進藤潤耶

わかります。わかります。



上山千穂

「じゃあ次。君、答えて」って言われると、シャッと反応して「はい!私の場合は・・・」なんてしゃべり始める人が沢山いて焦りました。服装ひとつとっても全然違うんですよ。だから自分がアナウンサーになりたいっていうのは、ちょっと違うのかなって・・・。



寺崎貴司

それは僕も同じだよ。
試験会場に入ったらいきなり、壁に向かって発声練習をしている人がいるんだよ。自分は放送研究会に入っていたけれど、これは勝てないと思ったもん。
突然、「ニュースです」って言ってから新聞読んでたり・・・。

<<一同爆笑>>



進藤潤耶

僕の時も、とにかく周りに放送研究会の出身だっていう人が多かったですよ。



寺崎貴司

どうしてわかったの?



進藤潤耶

待ち時間に控え室でお互いに話すじゃないですか、どこどこの大学で何をやっているとか・・・。大体、「何々大学放送研究会に入っていてこんなことをしゃべっていた」となって「君は何をやっていたの?」と聞かれるので、「サッカー」と答えるでしょ。すると決まって「あっ、そう」みたいな感じで(笑)。「毎日大変だね」くらいで流されるんですよ。



下平さやか

私の入社試験の時も、放送研究会などで勉強して入社試験に臨んでいる人が多かったんですよ。で、私は全く経験していなかったので、試験の時には「あっ、この人たちには、気合で負けてしまうかも」と思いました。やっぱり前々から準備して、声も大きくて、物怖じしなくてっていうのは、すごい武器に見えたんですよね。緊張する場で、「自分はこれだけやってきたんだ」って思えるだけでも“強み”なんじゃないかと思ったんですけど。



吉澤一彦

そうだね。まあ、それはいいほうに出た場合であって、逆に悪いほうだと、なんか慣れてて、自信過剰でっていうマイナス要因もあることはある。皆ドキドキしている中で我々が見たいのは、やっぱり、若さだとか、魅力、あるいはそこにある可能性みたいなものなんだよ。だから、それを「自分は放送研究会にいました。」「自分はアナウンサー学校で、みんなの中で一番うまかった」って言ったって、それこそ、何年もアナウンサーをやってる方から見ると、それは、悪く言うと、逆効果にもなりかねない。



上山千穂

へえ〜。



吉澤一彦

でもさ、良い点を言えば、放送研究会では洋服をひとつ選ぶのでも、実際にアナウンサーになった先輩にアドバイスしてもらえるわけですよ。



進藤潤耶

そうですよね。



吉澤一彦

だから僕のところにも、今はフリーになった辻君が学生時代に来たしね。同じ研究会にはその他でも、後輩にフジテレビの野崎アナウンサー。僕の一つ上の先輩には、フジテレビの福井アナウンサー。もう一つ上が、フジテレビの堺アナウンサー。そういう人たちの所へ行って色々と聞けたっていうのがあるわけ。



上山千穂

そうですよね。私たちはそういった上下のつながりがないので・・・。

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