
:そうか。じゃあ、次は櫻井君の素顔!

:さわやかな変態(笑)。

:言っちゃったー!?

:今のはカットで(笑)。

:カットで(笑)。

:いやでもね、それは、僕の人生におけるモットーと言うか、目指すべき境地なんだよね(苦笑)。

:あー、でも櫻井は何をしても爽やかで、何をしても許される気がする。

:でも、爽やかなのかな?

:うん。爽やか爽やか。そして純朴。

:いやらしさがないよね。嫌味がない。

:だからこそ、いやらしいことが言えるっていう感じね。

:櫻井いま、スーツ着て、ネクタイ締めて「カチ」っていう感じだけど、サッカーするときとかはどうなの?結構人が変わるの?

:サッカーするときか。サッカーするときは、人が変わるまではいかないけど、結構、熱くはなるよね。最近、草サッカーをやってるときも、際どいプレーで「おい!」って相手を威嚇したり・・・。

:でも、その「おい!」もやさしげな感じなんだよね。

:サッカーに関しては、その優しさみたいなのが変な意味で出ちゃうんだよね。ここ一番で相手を蹴落としてボールを奪うみたいなことができなくて・・・。

:そう言えば、この間、甲子園決勝のVTRを見たのよ。決勝戦は3人でリポートしたじゃない。あのときの櫻井はホント印象的だった。最初まず櫻井が喋って、その後私が元気にしゃべって、そして佐分がすごく緊張して、強張った顔をしてたのよ。そのとき、櫻井が泣きそうな顔で、不安そうに佐分を見守ってた。「ここでは助けられないけどがんばれ」みたいな。

:ありがとね。櫻井君(笑)。

:どういたしまして(笑)。石井さんの場合は、放っておいても喋りそうな感じで、「とりあえずマイクだけ向けとけばいいか」みたいなところはあった(笑)。

:確かに石井さんの場合はね(笑)。

:それから、櫻井って私達の為を思っていろいろ言葉をかけてくれるよね。

:私と石井さんのお父さんみたいだよね(笑)?

:えっ、それはふけてるっていうことなのかな?

:顔は童顔だから。

:もう小学生みたい。

:写真で櫻井が小学校のときの顔を見たら、ホント今と同じ顔をしてるの(笑)。

:前髪が揃ってるからじゃない?オールバックにすれば?

:それで純朴さを演出してるんじゃないの。

:うん、まあ細かいところなんだけど、これも演出のひとつかな(笑)。

:あと、親父ギャグを一日三回くらい言うよね。

:三回じゃないよ。もっとだね。

:ひとつ披露してよ。

:俺、「さあ言って」って言われてもなかなか言えないんだよね。自然な会話の中でギャグを言うのが好きなのよ。一日一笑って言うのが目標で、俺の場合例えばここに、2人いるけど、2人のうち1人笑えば俺の勝ちだからね。いわゆるピンポイント攻撃。でも結局、自己満足なんだけど。

:全員にうけなくてもいいんだ。

:櫻井君、力技で笑わせようとするよね。例えば言ったギャグが面白くなかったとしても、眼光で「笑え」みたいな(笑)。

:でも、それで、佐分さん笑うよね(笑)。
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